こんにちは。
心理カウンセラーの矢菅まゆです。
「なんとなくモヤモヤするけれど、
理由がよく分からない」
そんな状態に、
心当たりはありませんか?
多くの人が、
この“言葉にできないモヤモヤ”を軽く扱いがちです。
けれど、
それはあなたの心が発している
大切なサインかもしれません。
今日は
「言葉にできない気持ち」を
どう扱うかについて、
お話しします。
言語化できないモヤモヤが生まれるとき
私たちは日々、
さまざまな感情を抱えて生きています。
でも、
その全てを言葉にできるわけではありません。
言葉にできないままにしてしまう背景には、
たとえば次のような心理が働いています。
・その場を丸く収めるために、
違和感をスルーしてしまう
・感情を言葉にするのが面倒くさい
・本当の望みに気づくと、
叶えられない現状が辛く感じる
つまり、
“気づかないふり”をすることで、
自分を守っている部分もあるのです。
こうして私たちは、
「感じること」よりも
「やり過ごすこと」を
優先してしまうことがあります。
ふたをした感情は、消えない
しかし、
ふたをした感情やモヤモヤは、
消えるわけではありません。
時間とともに少しずつ溜まっていき、
やがて別の形で表に出てくることがあります。
・理由もなくイライラし、人にあたってしまう
・以前よりも些細なことで涙が出る
・肩こりや頭痛、慢性的な疲労など、身体に不調が出る
「特に何もないのに、
なんだかずっと調子が悪い」──
そんなときは、
心の中に“言葉にならない何か”が
溜まっているサインかもしれません。
言葉にできないモヤモヤや感情を、
ずっと溜め込み続けることはできません。
どこかで限界がきます。
放っておくと、
別の形でもいいから何とかして外に出そうと、
体が反応するようになっています。
心と体は、
それほど深くつながっているのです。
“言葉にできない”ものを丁寧に扱うとは
無理に完璧な言葉に
しようとしなくて大丈夫です。
「なんとなくしんどい」
「うまく言えないけど違う気がする」
まずはそんな曖昧な言葉でいいんです。
その“なんとなく”を大切に扱うことで、
少しずつ自分の本当の気持ちが見えてきます。
小さな違和感や曖昧な感情の中にこそ、
大切なメッセージが隠れていることがあります。
言葉にできない気持ちは、
あなたの感受性の証。
モヤモヤを無視するのではなく、
「いま自分の中で何が起きているんだろう?」
と考えてみることで、
新しい気づきや方向性が見えてきます。
たとえ一時的に面倒だと感じても、
“言葉にできないものを扱う時間”こそが、
心の整理や回復の第一歩になるのです。
“言葉にならないもの”こそ、丁寧に扱う価値がある
自分の気持ちを言葉にしていく方法は
いくつかあります。
たとえば、
ノートに思い浮かんだことを
書き出す「ジャーナリング」。
誰に見せるわけでもなく、
自分のためだけに言葉を並べる時間は、
心をゆっくり整えるきっかけになります。
とはいえ、
忙しい日々の中では
「紙に書く気力も時間もない」
と感じるときもありますよね。
私も前職で働いていた頃はまさにそうで、
1人で向き合うのはしんどいと感じていました。
そんなときは、
誰かの力を借りながら
向き合ってみるのもひとつの方法です。
カウンセリングの場では、
一人ではうまく言葉にできなかった気持ちが
少しずつ形を持ち始めていきます。
必ずしも一人で頑張る必要はないのです。
人の力を借りて整理していくという選択肢も、
あなたを助ける大切な方法のひとつです。
あなたの中にある
“言葉にできないモヤモヤ”は、
無視していいものではなく、
これからのあなたを導く
サインなのかもしれません。
もしよければ、
人の力を借りながら整理していく際の相手として
私を選んでいただけたら嬉しいです。
あなたのこれからのキャリアを、
人生を、
心から応援しています。
心理カウンセラー
矢菅まゆ
