働き方・生き方に迷ったとき

本音を知るのが怖い……その正体と、無理のない向き合い方

こんにちは。
心理カウンセラーの矢菅まゆです。

 

「本音を知るのって怖い」
「知らない方がラク」

そんな気持ちを抱える人は、
実はとても多いものです。

ただ、もう少し言うと——
“本音を知ることに対して怖さを感じている”
ことにすら気づかないまま、

いつの間にか自分の気持ちが
分からなくなっている、
というケースもあります。

私自身も、
本音に触れることに戸惑った経験があります。

今日は、
なぜ本音を知るのが怖いと感じるのか。
本音が分からないままだとどうなるのか。
そして、どう向き合っていけばいいのか。

ひも解いていきたいと思います。

本音を知るほど“不安が強まる”理由

自分の内側を理解しようとするとき、
多くの人が一瞬感じるのが「不安」です。

これは決して異常なことではなく、
むしろ人として自然な反応です。

なぜ不安になるのかというと——

・見たくなかった気持ちやニーズに触れるから
・「わかっていたつもりの自分像」とズレが出てくるから
・“感情”は、思考よりも扱いづらいと感じることがあるから
・「これまでのやり方でいいのか?」という迷いが生まれるから

本音に触れるという行為は、
ときに、
ずっと閉めていた扉を開けようとするようなもの。

だからこそ、
そのとき心が身構えるのも自然なことなんです。

「怖い」
「ザワザワする」
「できれば後回しにしたい」

そんな反応が出てくるのは、
あなたが弱いからではなく、
あなたがあなた自身のことを
守っているからなんです。

本音を知らない方が“短期的にはラク”に感じる理由

正直なところ、
本音と向き合わない方が
ラクに感じる瞬間はあります。

たとえば——

・今の仕事を続ける理由が揺らぐ
・変化を迫られる気がして面倒
・何に傷ついているのかを認めるのがつらい
・現状を変えられない自分の弱さを見たくない

こうした感覚があると、
「知らないままのほうが今は平和かも」
と思うのは、
とても自然なことなんです。

 

そして大切なのは、
自分の本音に向き合うタイミングは
人それぞれであること。

必ずしも、皆が今すぐ
やらなければいけないものではありません。

たとえば、
心のエネルギーがカラカラだと感じているときに、
無理に取り組むと、
余計にしんどくなってしまいます。

だからこそ、
あなたの中で
「今じゃない」と感じるなら。

それは逃げではなく、
自分を守るための最適な選択なのです。

本音がわからないままで起こる“長期的なデメリット”

ここまでは
「本音が怖いのは自然なこと」
「必ずしも無理に向き合う必要はない」
という話を書いてきました。

そのうえで、
もう一つ大事なのが、
本音が分からない状態が
長く続いたときに起こることです。

・選択が少しずつズレていく
・“なんとなくの違和感”を抱えたまま働き続けて疲れていく
・努力は実っているのに、満たされなさが消えない
・他人の評価や期待に影響されやすくなる
・自分の意志が分かりづらくなっていく

そして、
この変化は突然起きるわけではありません。

日々小さな違和感を飲み込み続けるなかで、
静かに、
少しずつ“自分との距離”が広がってしまう。

気づいたときには
「何がしたいのか分からない」
「意志がないように感じる」
そんな状態に陥ってしまうこともあります。

 

ここまで書いてきたのは、
決して「だからダメなんだ」
と責めたいからではありません。

むしろ、
「気づかないうちに
そうなりやすいものなんだ」と知って、

少しだけ自分にやさしくなって
もらえたらいいな、
という思いからです。

そのうえで、
「本音から離れることには、
ゆっくり進むデメリットがある」
ということを、

今は頭の片すみに置いておいて
もらえたらと思っています。

本音に触れるとき、なぜ“カウンセリング”が役に立つのか

本音に向き合うって、
実は“ひとりでやるのは難しいもの”
だったりします。

なぜなら——

・感情が揺れたときに自分だけで抱えるのはしんどい
・自分のクセやパターンは自分では気づきにくい
・自分の深いところに触れようとすると、無意識にストップをかけてしまうことがある

 

だからこそ、
「安全な場」と
「対話の相手」が大切になります。

私は、
以下を大切にしながら
カウンセリングを行っています。

・決めつけず、否定せず、丁寧に話を聴く
・あなたが怖さを抱えたままでも話していい
・揺れた感情を受け止めながら、一緒に整理していく
・あなたがまだ言葉にできていない気持ちを見つける手伝いをする

 

もちろん、
読書やセルフワーク、
身近な人に話すことも役に立つ方法ですが、
どうしてもそれぞれに限界があります。

・本を読む
→知識は得られるが、自分の感情までは扱いづらい

・自分で書き出したり、ワークを行う
→怖さが出ると止まりやすい

・家族やパートナーなど身近な人に話す
→距離が近すぎて気を遣う/相手も冷静に聞けないことがある

だからこそ、
本音に触れる過程を、
あなた一人で背負わなくても大丈夫なんです。

 

本音を知ることが怖い——

その感覚は、
とても自然なものです。

怖いままでも大丈夫。

そして、
無理にこじ開ける必要はありません。

 

ただ、
「自分の本音との距離が広がっているかも」
「今なら向き合ってみてもいいかも」

そんな風に感じるタイミングがきたときには、
誰かと一緒に見つめてみてもいいのかもしれません。

私自身、
本音に近づく過程で何度も戸惑いましたが、
カウンセラーのかたの言葉に救われてきました。

 

もしあなたがこの先、
“自分の本音を大切にしながら生きていきたい”
と願うなら。

あなたの本音を一緒に確かめていく場として、
カウンセリングという選択肢もあります。

あなたのペースで、
安心して進めますように。

そして、
その道のりに必要なタイミングが訪れたとき、
いつでもお手伝いできれば嬉しいです。

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心理カウンセラー
矢菅まゆ