こんにちは。
心理カウンセラーの矢菅まゆです。
キャリアや生き方のことを考えるたびに
「どうしたいか、はっきり決められない…」
「こんなに長く悩んでいる私はダメなのでは?」
と、自分を責めてしまうことはありませんか?
今日は、
“迷い”にまつわるお話をしたいと思います。
迷い・選択については、
こちらの記事でも書いています。
良かったら、
合わせて読んでみてくださいね。
迷ってしまうのは“弱さ”ではなく、重要な選択をしているから
「迷っているなんて、優柔不断なだけ」
「迷って無駄な時間を消費している」
そう感じてしまう人は、
とても多いです。
けれど、
人生に影響があると感じる選択ほど、
人はどうしても慎重になる傾向があります。
つまり、
キャリアや生き方の選択で迷うのは、
弱さではありません。
それだけ重要な選択だという証拠なんです。
迷っているときは、
表面上何も進んでいないように見えても、
内側では“棚卸し”のような作業が
静かに進んでいます。
・どの選択が、
自分にとって後悔の少ない道なのか
・どんな未来なら、
心から納得して進めるのか
あなたは、
自分の人生にまっすぐ向き合おうとしている。
その姿勢そのものに、
すでに価値があります。
“悩んでいる時間=無駄”に見えてしまう理由
とはいえ、
悩んでいる時間を“悪いもの”として
感じてしまう気持ちもよく分かります。
日頃から仕事では
成果・即答・スピードが求められる環境。
そんな場所で働いていると、
迷う=生産性ゼロ=価値がない、
といった思考に陥りやすくなります。
さらに、SNSには
「転職が決まりました!」
「キャリアアップして理想を叶えました!」
といった華やかな投稿が並びます。
・みんな順調に進んでいる
・迷い続けているのは自分だけ
・私は遅れているのでは……
そんな気持ちが強まり、
ますます自分を責めやすくなってしまいます。
でも実際には、
“迷っている時間”はあなたの内側で、
未来に向けた変化が静かに起こっているのです。
決して、
あなたが遅れているわけではありません。
迷いの裏側で静かに芽生えている“本当の声”
迷いが続いていると、
「私は何もできていない」
と感じてしまいがち。
けれどその裏側では
あなたの本音が少しずつ
形になり始めていることがあります。
たとえば……
・無理を続ける働き方に疑問を持つようになった
・周りに合わせ続けることがしんどい
こうした違和感は
あなたの本心が発する小さなサインなのです。
「迷い=判断軸がない」ではありません。
むしろ、
判断軸が生まれつつある過程。
これまで見過ごしてきた心の声が、
表に出てきているのかもしれません。
今、まさに迷っているあなたへ
最後に、
今まさに迷いの渦中にいるあなたへ。
悩んでいる自分に対して
「いつまで迷っているんだろう」
「早く決めないといけないのに」
そんなふうに責めてしまう気持ちは、
とてもよく分かります。
でもそれは、
あなたが大切な選択に
誠実に向き合っている証です。
丁寧に選ぼうとするからこそ、
迷いが生まれる。
それは“止まっている”のではなく、
内側で未来への準備が進んでいるということ。
もし一人ではどうしても抜け出せず
迷いの輪の中でぐるぐるしてしまう場合、
カウンセリングという手段を使うこともできます。
カウンセリングでは、
話すことと、
受け取るフィードバックの両方によって、
自分では拾いきれなかった気づきに
出会えることがあります。
焦らなくて、
大丈夫。
あなたの歩幅で選んでいいのです。
迷っている今のあなたも、
前に進んでいます。
あなたのこれからのキャリアを、
人生を、
心から応援しています。
心理カウンセラー
矢菅まゆ
