こんばんは。
心理カウンセラーの矢菅まゆです。
明日から連休に入るという方も
いるかもしれませんね。
それなのに、
頭や心がまだ仕事モードから抜け出せない。
そんなふうに感じている方、
いませんか?

「まだ休んじゃいけない」と思ってしまう背景
「あれ、やり残してないかな?」
「メール返し忘れてないかな?」
そんな引っかかりが、
頭の中でぐるぐると巡って離れない。
会社を出た瞬間に、
すべて忘れられたらどんなにいいか……
でも現実には、
そんなふうにいきなり切り替えるのは難しい。
「休めるはずなのに、
休む気持ちになれていない」
そんな自分に、
少し戸惑ってしまう。
その背景には、
「頑張ってきた人」だからこその
感覚があるのだと思います。
完璧にやりきったという実感がないと、
なんだか気が抜けない。
「もっとできたんじゃないか」
「休み明けは仕事溜まっていそうだな……」
と、終わった後も思考がぐるぐる。
常に“次のこと”を考えてしまって、
不安が、
休むことすら邪魔してしまう。
「ちゃんと休むには、
ちゃんとやり切らなきゃ」
という感覚が、
どこかにあるのかもしれません。
でも、
それって――
仕事をサボっていたから感じるわけじゃない。
むしろ、
そこまで思い悩む時点で、
あなたはいい加減な仕事なんてしていない。
まじめに丁寧に、
ひとつひとつの仕事に向き合ってきたからこそ、
「もっとやれたかも」と感じるんです。
“休み方”にまで「べき」が入り込んでくるとき
気づかないうちに、
「早く切り替えなきゃ」
「せっかくの連休、楽しまなきゃ」
と思うと、
何だか“休むこと”すら
義務的になってしまうことがあります。
「ちゃんと休むべき」
「しっかりリフレッシュするべき」
──そんなふうに、
自分を縛ってしまっていることってありませんか?
でも、
休み方に“正解”なんてありません。
パッと気持ちが切り替わらなくても大丈夫。
むしろ「切り替えなきゃ」と思えば思うほど、
かえって意識しすぎてしまって、
切り替えられなくなることもあります。
そしていつの間にか、
「ちゃんと切り替えられない自分」
を責めてしまう。
そんなときは、
ほんの少しずつ少しずつ、
心を「お休みモード」に
向かわせてあげてください。
たとえば…
・スマホを伏せて、温かいお茶をいれてみる
・「休んでいいよ」と、自分に声をかけてみる
・「ここで一区切り」と、つぶやいてみる
どれも小さなことに見えるけれど、
すぐに気持ちが切り替わらないときには、
少しずつ段階を踏んでいくことが大切なのです。
手応えがなくても、ここまで来たことが大切
「たいしたことしてない気がする」
そんな週でも、
あなたはちゃんと積み重ねてきたはずです。
実感がなかったとしても、
きっといろんな判断をして、
行動して、
そしてたくさん考えてきた。
今ここで、
「休もう」としていること自体が、
がんばってきた証です。
「休んでいい」って、
どうか自分に許可を出してあげてください。
パッと切り替わらなくていい。
焦らなくていい。
ゆっくり
少しずつほぐれていけばいい。
今日まで、
ほんとうによくがんばってきましたね。
休もうとしても、
うまく切り替えられないとき。
それは、
心ががんばり続けてきた証かもしれません。
もし今、
「少し立ち止まって、
自分の気持ちを整えたいな」
と感じていたら、
カウンセリングという形で
お手伝いできることがあるかもしれません。
ゆっくりで大丈夫です。
いつでもお待ちしていますね。
あなたのこれからのキャリアを、
人生を、
心から応援しています。
心理カウンセラー
矢菅まゆ