転職を考えているとき

求人票を見ると疲れるあなたへ。まず整えたい視点とは

こんにちは。
心理カウンセラーの矢菅まゆです。

 

「転職サイトや求人票を見るたびに、
気持ちが沈んでしまう……」

そんな感覚を抱えていませんか?

でもそれは、
あなたが弱いからではありません。

もしかしたら、
“ある視点”がちょっとずれてしまっている
だけなのかもしれないのです。

今日はそんな「視点のずれ」と、
心が少し楽になる整え方についてお話ししてみますね。

落ち込んでしまうのは、あなたのせいじゃない

転職サイトや求人票を見て落ち込むのは、
決して不思議なことではありません。

転職市場に並んでいる情報は、
多くが「理想の人材像」であふれています。

たとえば、

「○○部門におけるマネジメント経験」
「△△△に関する10年以上の業務経験」
「ビジネスで英語を使用した経験」

うん、
そういう人が来たら、
そりゃいいよね。

 

……でも、
そんな人って一体どれだけいるの?

正直、
私は人材紹介会社で働いていたとき、
何度も思っていました。

「こんな完璧な人、いなくない……?」と。

にもかかわらず、
そういう求人票を前にすると、

「自分には足りない」
「どうせ私は無理」と、

なぜか自分を責める方向にいってしまう。

これ、
本当によくあることなんです。

 

このように転職市場では、
「求められる人材」像が
最初に提示されるケースが多いです。

つまり、
求人票を探すとき、

自分でも気づかないうちに、
“選ばれるための条件に当てはまるか”
を基準に見てしまいがち。

 

もちろん、
まったく条件に合わない場合は、
仮に入社できても、
入社後に苦労する可能性はあります。

でも問題なのは、
どんどん「自分の気持ち」が
後回しになってしまうこと。

 

本当は、
どんな働き方がしたいのか?

どう過ごせたら、
自分は健やかでいられるのか?

そんな自分の気持ちや感覚が、
知らず知らずのうちに置いてきぼりになってしまう。

だからこそ、
求人票を見るだけでしんどくなってしまうんです。

あなたが本当に見直した方がいいのは、求人票じゃない

私自身、
前職では毎日のように求人票を見ていました。

けれどプライベートでは、
会社を辞めたいと思っても、
求人票を見ることすらできませんでした。

「どこにも行きたい会社がない」
「選べる気がしない」

そんなふうに感じていました。

 

でも今振り返れば、
それは

「自分の理想の働き方」や
「心から望むこと」が

見えていなかったからだと思います。

どこにもフィットしない感じがするのは、
当然だったんですよね。

「合う求人票がない」と思っていたけれど、
実は「自分自身の声がわからなくなっていた」だけだった。

周りの条件ばかり見て、
自分の気持ちが置き去りになっていたことに、
あとになってようやく気づきました。

 

外の世界(求人票)に理想を探す前に
内の世界(自分の心)の本音を探ることの大切さを、
そのとき身をもって痛感しました。

今、あなたにできること

もし今、
転職サイトや求人票を見るたびに
気持ちが沈んでしまうなら。

そんなときこそ、
一度スマホやパソコンを閉じて、

ぜひ自分の内の世界(自分の本音)
と対話する時間をとってみてください。

たとえば、
こんな問いを自分に投げかけてみるのもおすすめです。

 

・どんな環境なら、気持ちが穏やかでいられるだろう?

・どんなふうに働けたら、無理なく続けられそう?

・最近仕事をしていて「違和感を覚えた瞬間」ってどんなときだろう?

 

今すぐ明確な答えが出なくても、
大丈夫。

「とりあえず外の世界(求人票)を探す」
ことをとめて、

内の世界(自分の心)の本音を探すことが、
これからの道を整えていく第一歩になるはずです。

 

求人票を見て落ち込んでしまうのは、

「自分に合う会社がない」からではなく、
「自分の声がまだ聞こえていないだけ」
かもしれません。

そんなときは、
焦って探し続けるよりも、

一度立ち止まって、
自分自身との対話をしてみることが大切です。

 

そしてもし、
ひとりではなかなか進まないと感じるときは、
「誰かと」対話を通して
深めていくというのも大切です。

もしよかったら、
私とカウンセリングを通して対話を深め、
あなたの本音を見つけていきましょうね。

 

 

 

あなたのこれからのキャリアを、
人生を、
心から応援しています。

 

心理カウンセラー
矢菅まゆ