こんばんは。
心理カウンセラーの矢菅まゆです。
毎日頑張っているけれど、
なんだかずっと疲れている気がする。
そんなふうに感じること、
ありませんか?
私もまさに、
そう感じていたひとりでした。
気づけば頭の中はいつも、
「ちゃんとしなきゃ」
でいっぱいだったんです──。

「ちゃんとすべき」と思っていた日々
仕事も、
家事も、
人との関わりも。
気づけばいつも
「ちゃんとしなきゃ」
が頭の中にありました。
たとえば、
・成果のためにできることはすべてやるべき
・自炊をすべき
・人には親切にすべき
……そんな“べき”に囲まれて、
無意識のうちに
“ちゃんとした人”を目指していた気がします。
でもあるとき、
ふと立ち止まって思ったんです。
「これって、
本当に私が望んでいること?」って。
このままじゃ、
なんだかしんどい。
そう思った私は、
あることを試してみました。
それは「べきの書き出し」です。
仕事、プライベート、人間関係──
自分が「こうすべき」と思っていることを、
とにかく全部ノートに書き出してみたんです。
すると見えてきたのは、
「これって親や上司の価値観かもしれない」
「今の自分には、もう必要ないかも」
……そんな気づきでした。
中には「ちゃんとしてるね」と
言われたい気持ちが根っこにあった“べき”も。
それに、
自分でも気づかないうちに、
「~すべきなのに、
できていない自分はダメなやつ」
と自分にダメ出しをして、
自己嫌悪になっていたことにも気づきました。
そしてようやく、
「本当はもっと自由に生きたい私」が、
奥の方にいることに気づいたんです。
“~すべき”を少しだけ手放したら…
でも、
いきなり全部の“べき”を手放すのは、
正直むずかしい。
だから私は、
自分の「べきリスト」の中から、
まずは一つだけ選んで、
小さく手放してみることにしました。
たとえば、
こんな“べき”がありました。
「料理をすべき」
というもの。
特に会社を辞めてからは、
「せめて料理くらいはちゃんとやらなきゃ」と、
どこかで気負っていました。
私の母は料理が得意で、
毎日一汁三菜でバランスのとれた
おいしい手料理をたくさん作ってくれていました。
(料理教室の助手をやっていたこともあるほど、
もともと料理が好きな人です。)
でも、
私はというと……
料理は嫌いじゃないけれど、
「毎日」は正直しんどい。
休日に気分が乗ったときに、
作ってみたいレシピを楽しむくらいがちょうどよかったんです。
それでも
「母のように、
私もちゃんとやらなきゃ」
と思っていたんですね。
だけどある日、
ふとこんなふうに緩めてみました。
・野菜が食べたいけど作るのが面倒なら、
カットサラダを買う
・魚を焼く気力がないときは、
冷蔵の魚惣菜をレンジでチン
・豆腐は……そのままドン!(笑)
そんなふうに“手を抜くこと”を、
自分に許してみたんです。
そしたら、
「ああ、これくらいでいいんだ」って、
心がふっと軽くなった感覚がありました。
「正しさ」よりも「心地よさ」で選んでもいい。
そんなふうに、自分の中の“正解”を
ちょっとだけ書き換えることができたんです。
ちなみに今日の晩ご飯は、
魚のお惣菜のレンチン、
カットサラダ、
そして豆腐はそのままドン、
の予定です(笑)
あなたの中の“べき”に気づくことから
「~すべき」と思ってしまうのは、
あなたが真面目にがんばってきた証でもあります。
でも、
その“べき”があなたを苦しめているのなら、
それは手放してみてもよいかもしれません。
まずは、
「自分がどんな“べき”に縛られているのか」
に気づくことから始めてみませんか?
ぜひ、
ノートや紙に書き出してみてください。
書き出してみると、
「えっ、こんなにもたくさんあったの?」
と驚くことも。
けれどその中には、
「これって、
自分にとって大事なことかも」
と感じる“べき”も、
あるかもしれません。
そんなときは、
無理に手放す必要はありません。
心地よいと感じる“べき”は、
あなたらしく生きるための軸にもなります。
ぜひ、
これからも大切にしてみてくださいね。
それこそがあなたらしさを取り戻すための、
大事な第一歩です。
「ちゃんとしなきゃ」と思えば思うほど、
本当の気持ちが見えなくなることって、
ありますよね。
ひとりで抱えていると、
どれが“本当に自分の声”なのか、
わからなくなってしまうこともあります。
そんなときは、
カウンセリングという形で、
一緒に“あなたの本音”を
探していくこともできます。
ただ少しだけ肩の力を抜いて、
“あなたらしさ”に戻っていく──
そのお手伝いができたら、
とても嬉しいです。
あなたのこれからのキャリアを、
人生を、
心から応援しています。
心理カウンセラー
矢菅まゆ