こんばんは。
心理カウンセラーの矢菅まゆです。
「結局、大したことはできていないな……」
そんなふうに、
ふと“できなかったこと”ばかりが思い浮かんで、
落ち込んでしまうことはありませんか?
でも本当は、
今日までのあなたは、
ちゃんとがんばってきたはずなんです。
「やり残したこと」が気になるのは、責任感がある証拠
そもそも、
“やり残し”が気になるのは、
あなたにとってそれが
「大切なこと」だったから。
何とか終わらせたかった、
ちゃんと向き合いたかった。
だからこそ、
今も気にかかっている。
それは、
「投げ出さなかった証し」です。
一度も向き合っていなかったら、
気になることすらなかったかもしれません。
“気になっている”という事実そのものが、
あなたがきちんと向き合おうとしていた証なんです。
「もっとできたはずなのに」
「まだ終わってないことがたくさんある」
そんなふうに、
つい“足りないところ”に目がいってしまう人は、
とてもまじめで、
向上心のある人だと思います。
でも、
もしかしたらその向上心が、
「完璧じゃないと意味がない」
「全部終わらせられない自分はダメだ」
といった厳しさに変わってしまってはいないでしょうか。
自分への評価が、
ちょっとだけ厳しすぎていないか──
そんな視点で、
いまの自分を見つめ直してみてくださいね。
以前は私自身も、つい
“足りないところ”ばかりに
目がいってしまうタイプでした。
「あれもできてない」
「これも終わってない」
──そんなふうに、
自分を責めてばかりいた時期があります。
そのせいで、
本当はできていたことが、
まるで“ゼロ”みたいに感じてしまっていたんです。
「できたこと」に、やさしく目を向ける時間を
「できなかったこと」
にばかり意識が向いていると、
本当はちゃんと“できたこと”もあるのに、
見えなくなってしまうものです。
だからこそ、
あえて意識的に
「できたことは何か?」を
探してみてほしいのです。
たとえば……
・勇気を出してお客様に電話をかけた
・疲れていたけど、朝起きて出勤した
・「もうダメかも」と思いながらも、やめずに踏ん張った
どれも、
目立つことではないかもしれません。
けれど、
自分が知っている“小さな積み重ね”が、
確かにあるはずです。
他の誰かが見ていなくても、
誰にも褒められなくても。
あなた自身が
「これだけはやったな」
と思えることが、
きっとある。
1つでも、
2つでも構いません。
まずは思い出して、
紙に書き出してみてくださいね。
今の自分をねぎらう視点を、忘れないで
「まだまだ、これじゃダメだ」
そんなふうに、
自分を責める言葉で一日を終えるのではなく、
「ここまでよくやったね」
そうやって、
自分をねぎらう視点を持てたら、
心の中に、
ほんの少し余白が生まれるかもしれません。
完璧にできていなくてもいい。
やり残したことがあってもいい。
それは、
“休む価値がない”という意味じゃありません。
むしろ、
頑張った人にこそ、
やさしい視点が必要です。
もしどうしても、
自分では“できたこと”が見つけられないとき。
そんなときは、
誰かと話すことで、
自分では気づけなかったことが
見えてくることもあります。
カウンセリングも、
そのひとつの方法です。
私は前職も含めて、
これまで多くの方のキャリアや
人生の話をじっくり聴いてきました。
そのなかで感じているのは──
どんな方にも、
必ず「できていること」や
「その人ならではの良さ」があるということ。
そして、
それを見つけることは、
私の得意分野でもあります。
あなたの中にある
「できていること」や「がんばり」を、
いっしょに見つけていけたら嬉しいです。
良かったら、
話を聞かせてくださいね。
あなたのこれからのキャリアを、
人生を、
心から応援しています。
心理カウンセラー
矢菅まゆ