こんにちは。
心理カウンセラーの矢菅まゆです。
SNSを見ては焦り、
職場の誰かと自分を比べては、
「自分なんてまだまだ」
「自分だけ時が止まってるのではないか」
そんなふうに感じて、
胸がきゅっと苦しくなることは
ありませんか?
今日はそんなあなたへ伝えたい
メッセージをお届けします。

なぜ、比べてしまうのか?
人と比べることって、
誰にでもある程度ある、
自然な心の動きです。
私たちは集団の中で生きる生き物なので、
無意識に「自分はどの位置にいるか」
を測ってしまうのはある意味当たり前のこと。
けれど、もし今
「比べることに疲れている」
「気づけばいつも自分を責めている」
そんな感覚があるとしたら、
それはもう十分がんばってきた
サインかもしれません。
もしかしたら、
今あなたが乗っている“土俵”自体が、
本来あなたが望んでいたものとは
違っている可能性もあります。
誰かと比べて落ち込んだり、
焦ったりしているとき、
私たちは気づかないうちに“競争”の土俵に
立たされてしまっていることがあります。
「もっと上を目指さなきゃ」
「他の人みたいに高い成果を出さなきゃ」
そんなふうに思っているとき、
実は心のどこかに、
無意識のうちにプレッシャーが
かかっているんですよね。
“勝ち負け”の外にある視点へ
ここで、
少し立ち止まって考えてみてほしいのです。
あなたが今いる場所って、
「誰かに勝つため」
に選んだ場所でしたか?
たとえば転職して、
今の会社に入ったとき。
「自分の力を活かして貢献したい」とか、
「もっと自由に働きたい」など、
あなたなりの希望や理想があったはずです。
それがいつの間にか、
「誰かより早く昇進しなきゃ」とか、
「1日でも早く売上を上げないと意味がない」みたいに、
他人との比較の中でしか
自分を見られなくなっていたとしたら──。
それはとても苦しいことだと思います。
もちろん
「年間営業成績1位を取る」
など明確な目標があって、
そこに向かって努力するのは
とても素晴らしいことです。
でも、
もしあなたのゴール、
求めているものが違うのであれば。
「もっと自分の貢献が
実感できる場所で働きたい」
とか、
「無理のないペースで仕事をしたい」
だったのなら。
今の視点から一歩引いて、
「私は私の人生を歩いている」
と思える視点を取り戻すことが、
とても大切になります。
他人のレースに
巻き込まれそうになったときこそ、
「そもそも私は、
何のためにここにいるんだっけ?」
という原点に立ち返ってみてほしいのです。
自分を取り戻す小さな問い
ここで、
自分を取り戻すための問いを
いくつかご紹介します。
・今、私は誰と比べている?
・その人のようになりたい?
それとも、ただ焦っているだけ?
・それは「憧れ」?
それとも、「不安」?
こうした問いを自分に投げかけることで、
他人ではなく「自分」に
意識を戻していくことができます。
比較のモードに入っているときって、
本当の自分の気持ちが
見えにくくなっているんですよね。
でも、だからこそ
「誰とも比べない時間」を
少しでも持ってみることが、
自分のペースを取り戻す第一歩になるんです。
日々の生活の中で、
“他人のスピード”に合わせたく
なってしまう場面って、
たくさんありますよね。
たとえば、
・成果を出している同僚と自分を比べて、
「自分ももっと頑張らなきゃ」と焦ってしまうとき
・周りが転職やスキルアップに向けて動いている中、
自分だけ何もしていないように感じるとき
・SNSでライフイベントの報告を見て、
「自分は出遅れてるのかも」
「自分はスタートラインにすら立てていない」
と感じたとき
でも、
それに疲れてしまったときは、
ちょっと立ち止まって、
「私、本当はどうしたかったんだっけ?」
と振り返ってみてください。
あなたはあなたの人生を、
ちゃんと歩いています。
他人と比べなくても、
あなたなりの進み方、
あなたなりの良さがあります。
どうか、
「自分はどうしたいのか」
という気持ちに従って、
歩いていってくださいね。
もし今、
自分はどうしたいのか分からない、
選ぶのがしんどい、
と思うことがあれば──。
ひとりで抱えずに、
話せる場所があることも、
どうか思い出してみてくださいね。
あなたのこれからのキャリアを、
人生を、
心から応援しています。
心理カウンセラー
矢菅まゆ
◆ご案内◆
現在、期間限定でカウンセリングモニターの募集を行っています。
カウンセリングをご希望の方はぜひこちらをクリックしてご確認ください。