仕事につかれたとき

やる気が出ないのは怠けじゃない|燃え尽きのサインと心のSOSの見分け方

こんばんは。
心理カウンセラーの矢菅まゆです。

 

今日は3連休明けでしたね。

今朝
「仕事、気が重いな……」
と思いながら準備をしていた方も
いらっしゃるかもしれません。

そんなふうに感じる自分に対して、

「また怠けてるんじゃないか」
「ちゃんとしなきゃ」

と責めてしまうこと、ありませんか?

でも実は、
その“やる気が出ない”という状態には、
心があなたに送っている大切なサインが
隠れていることがあります。

“やる気が出ない”ときに、自分を責めていませんか?

「サボってるだけじゃない?」
「もっと気合いを入れれば動けるはず」
「またダラけてる……」

そう思って、
無理やり自分を奮い立たせようとしたこと、
ありませんか?

 

本当は、
ちゃんとやりたい気持ちがある。

でも、
なぜか身体が動かない。

気持ちがついてこない。

それは、
ただ怠けているのではなく、

心や身体が
「もう限界かもしれない」
と伝えてくれているのかもしれません。

 

たとえば──

・何をしても楽しく感じられない
・以前よりも仕事の達成感がなくなった
・小さなことにイライラする
・眠れない、朝起きられない

 

こういった状態は、
燃え尽き(バーンアウト)の
典型的なサインでもあります。

知らず知らずのうちに、
自分の“エネルギー残量”を
見逃していないでしょうか?

私自身も、“やる気が出ない自分”を責めていた

会社員として働いていた頃の私は、
常に

「成果を出さなきゃ」
「人よりも頑張らなきゃ」

と、前だけを見て走っていました。

 

でも、
あるときふと気づいたんです。

あれだけ好きだったはずの仕事に、
全然ワクワクしない。

夜も眠れない。

通勤中の電車から見える景色が、
灰色に見える──。

 

そんな自分に戸惑いながらも、
「それでも頑張らなきゃ」
と気持ちを奮い立たせ続けていました。

でも、
あとから振り返ると──
もうエネルギーが底を尽きていたんですよね。

 

燃え尽きてしまった自分に向き合って、
はじめて、
私は自分のペースで再出発できるようになりました。

心は、あなたを守っている

やる気が出ない、
何もしたくない、
動けない──。

そんな状態が続くと、
「このままで大丈夫かな」
と不安になりますよね。

でも実はそれ、
心や身体が「そろそろ限界だよ」
と教えてくれているサインかもしれません。

 

本格的に壊れてしまう前に、
やる気が出なくなったり、
身体が動かなくなったりすることで、

私たちに
「いったん止まって」
とメッセージを送ってくれているのです。

 

それを“怠け”と決めつけてしまうと、
本当に大切なサインを見逃してしまうこともあります。

 

今は、
何かを「する」ことよりも、
何もしない時間のなかで、
自分を満たしていくことが必要なのかもしれません。

自分を責めずに休むために

「頑張れないときがあるのは、当たり前」

そう言える自分でいられたら、
少しだけ心が軽くなります。

いきなり長期間休もうとしなくて大丈夫。

 

たとえば──

・午前中だけ、お休みをもらう
・予定を一つだけキャンセルする
・信頼できる誰かに、
「ちょっとしんどい」と話してみる

 

そういった“小さな選択”を積み重ねることが、
エネルギーの回復に繋がっていきます。

 

あとは、
「休んだら申し訳ないな……」
と感じることも、
ありますよね。

そんなときはまず
「そう思っている自分がいる」ことを
そのまま認めてあげてください。

「そんなこと思ってちゃダメ!」
と無理にかき消そうとすると、
かえって心は緊張したまま、
ほんとうには休めません。

 

「私は今、
休むことを悪いことのだと感じているんだな」

そんなふうに、
自分の気持ちをもう一人の自分が
そっと見つめるように捉えてみるだけでも、

心は少しずつ、
ゆるんでいきます。

 

「どう休めばいいかわからない」──

そんな方には、
こちらの記事も参考になるかもしれません。
是非読んでみてくださいね。

休みたいのに休めないあなたへ──「自分だけの休み方」を取り戻す週末にこんにちは。 心理カウンセラーの矢菅まゆです。 せっかくの週末なのに、 なぜか気持ちが休まらない……。 そんなあなた...

 

“やる気が出ない”と感じるときは、
自分を責めるのではなく、
「心の声を聴く時間」にしてみませんか?

 

あなたは怠けてなんかいません。

それだけ、
ずっとがんばってきた証です。

 

もし、

「ひとりでは自分の心の声なんて分からない」
「このままで大丈夫なのか不安になる」

そんな気持ちがあるときは、
カウンセリングも、
心を整えるひとつの方法としてご活用くださいね。

あなたが、
少しでもやさしく自分に向き合える時間を持てますように。

私は、
あなたの力になりたいと思っています。

 

 

 

あなたのこれからのキャリアを、
人生を、
心から応援しています。

 

心理カウンセラー
矢菅まゆ