働き方・生き方に迷ったとき

成果を出す人の真似をしてもうまくいかない時に見直す思い込み

こんにちは。
心理カウンセラーの矢菅まゆです。

 

「できている人の真似をすることが良い」
──私は長い間そう信じてきました。

けれど個人で仕事をするようになってから、
それが自分を縛っていた
思い込みだったと気付いたのです。

思い込みに縛られていた自分

会社員時代の私は、
「成果を出す人の真似をすることが良い」
と信じていました。

たしかにその頃は、
先輩や上司のやり方を取り入れることで、
仕事を効率的に進められたり、
成果を出せたりすることもありました。

そして会社でも
「成果の出す人の真似をして
成果を出すと褒められる」
という環境にいたことから、
強くその価値観に染まっていました。

けれど会社を辞めてからもなお、
その価値観を無意識のうちに
抱え続けてしまっていたのです。

 

私はこれまで
「自分の本心に気付こう」
と発信していました。

それなのに実は、
自分自身の思い込みには
全く気付けていなかった──
そんな矛盾の中にいたのです。

アドバイスから得た気づき

最近、
大変ありがたいことに、
自分の発信について
フィードバックをいただく機会がありました。

そこで伝えていただいたのは、

「自分が発する言葉や雰囲気と、
実際の自分との間にズレがあると、
カウンセリングの際にそれが相手に伝わってしまいます。

そのため発信する言葉も画像も、
心の奥底から出てくるものを大事にしてみてください。」

ということでした。

このアドバイスを通して、
私は「表面的な真似」を
していたことに気付かされました。

 

自分では
「成果を出す人の真似をすることが良い」
という価値観を大切にしてきましたし、
その価値観を体現しているつもりでした。

けれど実際は、
無自覚のうちに

「カウンセラーとして
うまくいっている他の人のやり方を、
真似できそうなことは真似をする」
という状態になっていたのです。

その結果
「自分が書いている言葉や内容と
実際の自分(の本心)との間にズレがある」

という状態に陥っていたことに、
自分では気付けていませんでした。

真似してよい領域と、そうでない領域

もちろん、
真似には意味があります。

成果につながる
「型」や「骨組み」を学ぶ段階では、
成果を出している人のやり方を
参考にするのは良いことです。

けれど、
個人で仕事をするようになった今、
本当に大切なのは
「自分の本心から出る言葉や表現」。

そうじゃなければ、
極端に言えば
私である必要がなくなってしまうんですよね。

誰の真似でも代わりがきく部分と、
そうではない部分がある。

そして「心の奥底から出る言葉」だけは、
代わりがきかないのだと改めて実感しました。

 

……ただ、
そう気付いたからといって、
すぐにすんなりとは受け入れられませんでした。

最初は混乱もありました。

「できている人の真似をするのは、
間違っているのか?

私は会社員時代の価値観を
大事にしすぎていたのではないか?」と。

 

実際は、
間違っているとかそういう問題ではなく、

自分の思い込みに気付いた上で、
会社員時代の価値観や学びを、
今の仕事に合わせてアップデートしていく
必要があるのだと理解しました。

今の試行錯誤と読者へのメッセージ

もちろん、
私自身もまだ試行錯誤の途中です。

今回の出来事を通して、
無意識での思い込みは自分では
なかなか気付くことは難しいのだな……
と痛感しました。

だからこそ、同じように
「思い込みに縛られている」あなたへ、
伝えられることがあると感じています。

無意識の思い込みは、
自分ではなかなか気付けないもの。

だからこそ、
誰かに言葉をかけてもらうことで
初めて気付けることがあるのです。

 

あなたは今、
どんな価値観や思い込みを
大事に抱えていますか?

それに気付くことが、
新しい一歩につながるかもしれません。

 

私のカウンセリングでも、
一緒にその「気付き」を
探す時間を大切にしています。

自分一人では気づきにくい
思い込みや考え方も、
安心できる場で話すことで、
少しずつ整理していくことができます。

あなたがより自然体で生きられるきっかけを、
一緒に見つけられたら嬉しいです。

良かったら、
あなたのお話も聞かせてくださいね。

 

 

あなたのこれからのキャリアを、
人生を、
心から応援しています。

 

心理カウンセラー
矢菅まゆ