こんばんは!
心理カウンセラーの矢菅まゆです。
今の仕事、
正直ちょっと面倒だなって思っている。
でも、
怒られないように、
周りから浮かないように。
気づけばいつも
「周りの目」を気にしてしまう。
……けれど、
実際は全然うまくとりつくろえなくて。
そう感じることはありませんか?
私も、
会社員時代にやる気を失っていた時、
まさしくそう感じていました。
今日はそんな、
周りの目を気にして頑張ってきたけれど、
ちょっと疲れてしまったあなたへ。
私の経験談を通して、
メッセージをお届けしたいと思います。
↓もう周りの目なんて気にするの疲れた!

ウソがつけない自分
私が前職で働いていた頃、
最後の1年くらいのこと。
部署異動があって、
私は22〜25歳くらいの若手社員が多いチームに配属されました。
彼らは毎日、
新しいことを覚えていって、
フレッシュでやる気があって、
キラキラ輝いているように見えました。
もちろん今ふりかえると、
彼らだって四六時中キラキラしていたわけじゃ
なかったと思います。
けれど、
当時の私の目にはそう映っていました。
一方で30歳~31歳だった私は、
彼らのようなフレッシュさはなくて。
それどころか、
やる気を失っている日もたくさんありました。
特に
「私が本当にやりたいことは
『働く人のためのカウンセリング』だ」
と気づいてからは、
より一層、
会社での仕事に身が入らなくなっていました。
それでも私は思っていました。
怒られないようにしなきゃ。
やる気がないと思われないように。
周囲から浮かないようにしなきゃ。
頑張っている若手のやる気を削いじゃいけない。
質問にはちゃんと答えなきゃ。
周りからの評価が下がることが怖くて
必死に頑張っていました。
ですがウソがつけなくて、
全然うまく取りつくろえていなかったんですよね。
「演技がへただなあ」
と自分でも思っていました。
その時の私はきっと、
自分の本心とは違うことをしている苦しさを、
どこかで抱えていたのだと思います。
「気にしても、相手がどう思っているかは分からない」――分かってる、でも
よく言われますよね。
「相手がどう思っているかなんて、
本当のところは分からないんだから、
気にしてもしょうがないよ」
……頭では分かるんです。
誰かの本音なんて、
本当のところは分からない。
だから気にしすぎる必要はない。
……そのはずなのに。
気づけば今日も、
だれだかよく分からない「周りの目」に怯えている。
他人の期待や想像の中で、
自分を見失いそうになる。
そういうことって、
ありますよね。
頭では分かっていても、
心がついてこない。
私もずっとそうでした。
周りを気にしてしまうあなたへ
ここで、
最初にお伝えしておきたいことがあります。
「周りを気にすること」は、
決して悪いことではありません。
それはきっと、
あなたが優しくて繊細で、
思いやりのあふれる人だから。
そして、
空気を読んだり、
誰かを不快にさせないように気を配ってきたことは、
これまでの人生を一生懸命、
生き抜いてきた証だと私は思っています。
たとえば…
- 会議で「それは違うと思う」と言いたいけど、
場の空気を壊したくなくて黙ってしまう - 上司や先輩の機嫌が悪いと、
自分が何かしたのかと不安になる - 自分より忙しそうな人を見て
「私なんて全然」と助けを求めづらくなる - 「〇〇ちゃんは気が利くね」と言われ続けて、
ずっと「いい子」でいなきゃと気を張ってきた
そんなふうに、
自分の気持ちよりも周りを優先してきた経験が、
あなたにもあるのではないでしょうか。
私自身も
「怒られないように」「浮かないように」と
いつも「だれかの目」に怯えるようにして
仕事をしていた時期がありました。
だからこそ、
「周りを気にしすぎる私はダメだ」なんて、
どうか思わないでほしいのです。
それはあなたが弱いからじゃなくて、
ちゃんと感じ取る力がある人だから。
そして、
これまでそうやって頑張ってきたあなたは、
もう十分すぎるほど立派だと思います。
「ウソがつけない」というその言葉の奥に
それでもやっぱり、
苦しくなるのはなぜでしょうか。
私はこう思うんです。
「ウソがつけない」
「取りつくろえない」と言っている時点で、
本当は、
自分の本心とは違う行動をしていることに
うすうす気づいているんじゃないかと。
たとえば…
- 本当は行きたくない飲み会を断れなかった
- 心の中では納得していない話に合わせてしまった
- 疲れているのに「大丈夫です」と、
笑って次の仕事を引き受けた
このような小さなズレを毎日のように積み重ねていくと、
いつの間にか
「自分の本心がよく分からない」状態になってしまいます。
「じゃあ自分の本心ってどうやって見つけたらいいの?」
と思うかもしれません。
そんなときは、
まずは日常の中の「ちょっとした気持ち」に
意識的に目を向けることから初めてみましょう。
たとえば…
- この予定、本当は気が進まなかったかも
- この人と話すとホッとする
- 今日は誰とも話したくないなと思った
このような、
自分の中にふっとわいてくる感覚を見逃さず、
「そう感じたんだね」と気づいてあげること。
それをぜひ大切にしてみてくださいね。
もちろん、
いきなり全部「本心のままに」
なんて行動できないこともあります。
だからこそ、
まずは小さな一歩でいいんです。
たとえば…
- 気が進まない誘いは断ってみる
- 納得していない話には無理に合わせない
- 疲れてる日は「休む」と決めてみる
それだけでも、
「自分に正直な選択をした」という感覚が残ります。
その感覚を少しずつ積み重ねていくことが、
自分との信頼関係を取り戻すことにつながっていきます。
本心に目を向けることって、
自分に対してとても優しい行為です。
頭で分かっていても、
心がついてこないときは、
無理しなくて大丈夫。
それでも、
心のどこかでは「本当は違う」と気づいているなら、
ちょっとだけでも、
その気持ちに目を向けてみてほしいんです。
今日のあなたが、
自分を大切にする小さな一歩を選べますように。
私も、
その歩みにそっと寄り添い、
サポートできれば嬉しいです。
あなたのこれからのキャリアを、
人生を、
心から応援しています。
心理カウンセラー
矢菅まゆ