“ちゃんとしなきゃ”が止まらないとき

我慢しすぎて疲れたとき、自分にできる小さなケア

こんにちは。
心理カウンセラーの矢菅まゆです。

 

週の終わりなど、
ふとした瞬間に感じる疲れやモヤモヤ。

「そんなに忙しくなかったはずなのに」

「なんだか分からないけど、
いつもより疲れてる」

そんな感覚はありませんか?

それ、もしかすると
“小さな我慢の積み重ね” が
原因かもしれません。

小さな我慢に気づくことが大事

たとえばこんなこと、
心当たりありませんか?

 

・本当は断りたかったけど、
笑顔で新しい仕事を引き受けた

・会議で気になることがあったけど、
空気を読んで黙って飲み込んだ

・少し休憩したかったけれど、
他の人の目が気になってついがんばり続けた

 

大きなトラブルなどではないし、
「仕事だしまあ仕方がないか」
と流してしまいがちなこと。

でも、
それも立派な“我慢”です。

 

我慢自体が、
必ずしも悪いわけではありません。

社会の中で生きていく以上、
必要な場面もたくさんあると思います。

けれど、
その我慢に気づかず放置し続けることで、
心が少しずつ疲れていってしまいます。

 

だからこそ、

「いま私、がんばってたな」
「本当はこうしたかったんだな」

そんなふうに、
自分の気持ちに気づいてあげることが、
とても大切です。

それだけで、
少し心がほぐれることもあるから。

自分に優しくするって、
大きなことをしてあげることじゃなくて、
こんな小さな
「気づき」から始まるのかもしれません。

どうすれば気づける?

とはいえ、
「小さな我慢」って、
無意識にしていることも多いですよね。

だからこそ、
「なんだか分からないけど、
いつもより疲れてる」ときには、

少し立ち止まる時間を
意識的に持ってみてほしいんです。

 

たとえば、
夜寝る前のほんの5分。

自分にこう問いかけてみてください。

 

「今日、
どんなことでちょっと気分が下がったかな?」

「なにかモヤモヤしたこと、あった?」

 

浮かんだことを、
手帳やスマホに書き出してみたり、
声に出してつぶやいてみたりするだけでもOKです。

そのときに
「どうして気分が下がったんだろう?」と、
自分の反応を振り返ってみてください。

案外、
「あのとき無理してたんだな」
と気づくこともあります。

特に仕事中は、
気づかないうちにいろんな気持ちを
飲み込んでしまっていることが多いものです。

だからこそ、
あとからでもいいので
“ちょっとした本音”に出会う時間を、
自分にプレゼントしてあげてくださいね。

 

そのとき
「本当はこうしたかったな」

という気持ちが浮かんできたら、
ぜひその気持ちも大切にしてあげてください。

「断りたかったんだね」
「もう少しだけ休みたかったんだね」

そんなふうに、
自分の気持ちを認めてあげたあとには、

「よくがんばったね」
「ありがとう」

そんな言葉を、
自分にそっとかけてあげてくださいね。

気づけるあなたは、もう優しい

小さな我慢に気づいてあげること。
それは、
自分へのやさしさの第一歩です。

無理に今すぐ、
我慢をやめなくても大丈夫です。

まずは「我慢してたね」って、
そっと声をかけてあげて。

少しだけ立ち止まって、
自分に「ありがとう」って
伝えてみてください。

「今週もよくがんばってたね」

「小さなことも、
ちゃんと気づいてあげられたね」

そんな言葉を、
自分自身に贈れるあなたは、
もうすでに、
自分にやさしくできる人です。

 

もし本音がわからなくなってしまったときは、
小さな我慢に気づけるようになると、
少しずつですが、
不思議と自分の本音に近づいていきます。

でももし今、

「本音がわからない」
「気づき方がわからない」と感じるなら、

カウンセリングの時間を
使ってみるのもひとつの方法です。

一人ではなかなか分からない
“こころの声”も、
誰かと一緒に耳を澄ますことで、
ちゃんときこえてくることがあります。

よかったら、
あなたの声を聴くお手伝いをさせてくださいね。

 

 

 

あなたのこれからのキャリアを、
人生を、
心から応援しています。

 

心理カウンセラー
矢菅まゆ