こんにちは。
心理カウンセラーの矢菅まゆです。

 

「~すべき」
「ちゃんと~しなきゃ」
と思えば思うほど、
かえって苦しくなることはありませんか?

無理に手放そうとしても逆に意識してしまい、
「~すべき」
「ちゃんと~しなきゃ」
と口にすることが増えてしまったりします。

今日は、
私自身が試してきた具体的な実践法を、
3つをご紹介します。

「すべき」「ちゃんとしなきゃ」と思う自分に気づくことから始めよう

いきなり
「~すべき」
「ちゃんと~しなきゃ」
を手放そうとしても、
うまくいかないのも当然です。

むしろ
「ちゃんと“~すべき”と言うのをやめなきゃ!」
といった思考になりかねません。

 

「すべき」
「ちゃんとしなきゃ」
が強くなる背景には、

自分の行動や選択の基準が、
自分の内側ではなく、
外側に置かれやすくなっている、
ということが挙げられます。

 

小さな頃から知らず知らずのうちに、
親や先生など、
自分の身の周りの大人たちの顔色や言葉を、
敏感に感じ取ってきた。

「どう思われるか」
「がっかりさせないか」を気にしながら、
「自分の気持ち」よりも
「誰かの期待」を優先してきた。

そういった方は、
決して少なくありません。

そうした経験を重ねてきた人ほど、
大人になってからも、
何か行動や選択をするとき、

無意識のうちに「外側の基準」で
判断をしやすくなります。

だからこそ、
「すべき」「ちゃんとしなきゃ」を
いきなりやめようとしても難しいのは、
ある意味とても自然なことなのです。

 

実は私自身も、
長い間「ちゃんとしている自分」
でいようとしてきました。

小学生くらいのころから、
人から「真面目だね」と言われていて。

「自分って真面目なんだ」と思って、
真面目だと言ってくれた人たちの
期待を裏切らないよう、

ちゃんとした、
真面目な自分でいようとしていました。

今振り返ると、
自分の気持ちについてはあまり考えないまま、
「ちゃんとしている自分」でいることが
基準になっていました。

 

だから私はまず、

「自分が普段どれだけ
“~すべき”
“ちゃんと~しなきゃ”

と言っているか」

に気づいて、
その言葉を使っていることを意識する
ことから始めました。

「~すべき」
「ちゃんと~しなきゃ」
という言葉を使っていても構わない。

気づけることに意味がある。

そう考えることで、
口に出した瞬間に
「あ、今言ったな」
と自覚できるようになります。

 

正直今でも私は
「ちゃんと~しなきゃ」
「ちゃんと~した」
と言ってしまうことがあります。

以前の私は無意識で使っていたので、
気づけるようになっただけでも大きな変化でした。

「まずは気づく」
これが最初の一歩なんです。

“別の言葉で言い換える”だけでプレッシャーが軽くなる

次に取り組んだのは
「別の言葉で言い換える」ことです。

たとえば、
「~すべき」と思ったときには

「~した方が良い」
「~した方が好ましい」
と言い換えるようにしました。

実際、世の中で本当に
「~すべき」ということは
そんなに多くないんです。

 

たとえば、
「働かざる者食うべからず」
という言葉があります。

ですが実際、
働いていない人はご飯を
食べてはいけないのかというと、
そんなことはありません。

本来生き物は
「何かの役に立つ」とか
「労働する」なんてことは意識せず、
ただその命を生きている。

命は、
それだけで尊いはずです。

そう考えると、
本当に「~すべき」なことは
どれほど少ないかが見えてきます。

 

SNSなどで「~すべき」
と題された投稿を見たときも同じです。

「この投稿をした人は
“こうした方が良い”と言いたいんだな」
と自分の脳内で翻訳して受け取る。

するとSNSなどを見ても
「私もそうしなきゃ」
と思い込むことがなくなり、
他人と自分を切り離して考えられるようになりました。

言葉を少し変えるだけで、
感じ方や自分へのプレッシャーが驚くほど軽くなります。

思考の癖をやわらげるために、
この言い換えはとても有効でした。

言葉を変えるだけで意識が変わる

実はこの
「その言葉を使っているかに気付いて、
別の言葉に置き換える」という工夫は、
前職での経験から生まれました。

前職である人材紹介会社に勤めていた頃、
社内では

「きつい・厳しい・決まらない」という言葉を
独自の「3K」と呼び、
使用を禁止されていました。

数年続けるうちに、
この3つの言葉を耳にすると
自然と反応するようになり、

プライベートでも敏感に
気づくようになっていたのです。

「特定の言葉を使わないように
意識するだけでもこんなに変わるんだ」
と感じたとき、

その言葉が思っている以上に
自分の中に染み込んでいたことに気づきました。

 

この経験を応用し、
「~すべき」
「ちゃんと~しなきゃ」
という言葉にも、

自分で「使わない」と決めて
同じようにアプローチしていきました。

無理せず「~すべき」「ちゃんと~しなきゃ」を手放す3ステップ

ここまでをふまえて、
実践ステップを整理します。

①まずは気づいて意識する
「~すべき」
「ちゃんと~しなきゃ」
と口にした自分に気づきいて、
その言葉を使っていることを意識する。

②別の言葉で言い換える
たとえば
「~した方が良い」
「~した方が好ましい」と表現を変える。

③自然に変わっていくのを待つ
言い換えが習慣になると、そもそも
「~すべき」
「ちゃんと~しなきゃ」
と思わなくなってくる。

この流れを続けていくと、
無理に手放そうとしなくても自然と少しずつ、
手放すことができるようになっていきます。

 

また、今回ご紹介した方法は、
私が実践した
「~すべき」
「ちゃんと~しなきゃ」
の手放しに限らず、

「あなたが使うのを辞めたいと
思っているけれど普段使っている言葉」
に対しても有効です

たとえば
「どうせ~」「でも」「だって」
とか。

そういった言葉も、
使っているうちに自分に対して跳ね返ってきます。

あなたももし
「使うことを辞めたいけれど、
普段使っているな……」
という言葉があれば。

まずは気づいて、
自分がその言葉を使っていることを意識する、
というところから始めてみませんか。

その実践の積み重ねが、
あなたの思考や行動を、
そしてゆくゆくは人生を変えていきます。

良かったらぜひ、
今日から実践してみてくださいね。

 

 

あなたのこれからのキャリアを、
人生を、
心から応援しています。

 

心理カウンセラー
矢菅まゆ