自分の気持ちを認められないときに起きていること|無理に受け入れなくていい理由
こんにちは。
心理カウンセラーの矢菅まゆです。
自分の気持ちを、
自分で認められない。
あるいは、
認めたくない。
……そんなこと、ありませんか?
私はこれまでブログで何度も
「自分の気持ちを認めてあげて」
と書いてきました。
が。
ある日ふと、
「いやだ!
こんな気持ち、認めたくない」
と思っている自分に気づきました。
自分で言っておいて、
全然できてないじゃん、
というやつです(汗)
今日はそんな、
「自分の気持ちを認めたくないとき」に
私の内側で起きていたことを、
書いてみようと思います。
「こんな気持ち、認めたくない」と感じる瞬間に起きていること
ここで言っている
「自分の気持ちを認められない/
認めたくない」というのは、
たとえばこんな気持ちです。
・「職場のあの人のこと、
正直ちょっと面倒」と思ってしまう
・「会社なんて辞めて、
個人でやりたい」と思う日がある
・「やりがいも大事だけど、正直、
お金の面での安心が欲しい」と感じる
どれも、
「思った瞬間に、
なかったことにしたくなる気持ち」
だったりします。
「そんなこと思っちゃダメでしょ」
「もう大の大人なんだから」
「それ言い出したらキリがない」
──と、
その気持ちが浮かんだ次の瞬間には、
もう自分で自分を全力で止めにかかっている。
ちょっと不思議なのは、
この時点ではまだ
何も行動していないし、
決断もしていないし、
誰にも迷惑をかけていない。
ただ「思った」だけなのに、
なぜかものすごいスピードで
自分にダメ出しが始まります。
……早い。とにかく早い。
最初に自分がどう思ったのか
分からなくなるくらい、
一瞬でダメ出しが始まるのです。
気持ちよりも、「そう思う自分」を責めてしまう理由
少し立ち止まって見てみると、
問題になっているのは、
実は自分の気持ち
そのものではないことが多いな、
と感じます。
「相手に対して面倒だなと思う気持ち」
「会社を辞めたいなと思う気持ち」
「安定が欲しいなと思う気持ち」
それ自体よりも、
・そんなことを思う私は、
どうなんだろう?
・私は夢を見すぎているのかな?
・私、守りに入ってない?
というふうに、いつの間にか
「気持ち」よりも
「それをどう思う自分なのか」
が気になっていく。
気持ち(感情)
↓
人格
↓
自分の価値
……みたいな、
ちょっと飛躍した連想ゲームが、
気づかないうちに始まってしまう。
「この気持ちを持つ=私はこういう人間」
と、いつの間にか
自分で話を大きくしてしまうんですよね。
認めたくない気持ちが、自己否定のループになるとき
さらにややこしいのが、
ここから先です。
自分の中に出てきた気持ちを、
「認めたくない」と思うだけなら、
まだ話はシンプルです。
でも実際には、
その“認めたくない”という思いに対して、
さらにもう一段、
自分へのダメ出しが重なることがよくあります。
たとえば、
こんなふうに。
・「面倒だな」と思っている自分を認めたくない
・でも、その“認めたくない”と思っている自分も嫌
・こんなことで引っかかっている自分、器が小さくない?
……はい、出ました。
湧いてきた気持ちに対してダメ出しをして、
さらに、
そのダメ出しをしている自分にも
ダメ出しをしている。
こうして、自分の内側で
自己否定が折り重なっていくのです。
たとえば、
・自分の心の狭さを認めたくない
・チャレンジできない自分を認めたくない
・お金の安心を大事にしている自分を、
どこか恥ずかしく感じてしまう
……こうした感覚は、
思い当たる人も多いかもしれませんね。
私もつい、
「私はまだまだ未熟なんだろうな」と、
自分の中で片づけようとしたことがあります。
でも、ラクになるどころか、
余計に重たくなる感じがあったんですよね。
今振り返ると、
これ以上傷つかないように、
必死に踏ん張っていただけなのかもしれません。
不器用ではあったけれど、
私なりの精一杯だったんだなと思います。
自分の気持ちを無理に認めようとしなくていい理由
ここまで書いておいてなんですが、
私自身も、
こう思ってしまいます。
「で、結局のところ、
認めたほうがいいって話なんだよね?」
「認められたら、
もう少しラクになるよね?」
ですが正直に言うと、
認めることが一番しんどいときもあります。
無理に認めようとすると、
いい人でいようとしてしまったり、
分かったフリをしてしまったり、
無理やり自分を納得させようとしたり。
そうして余計にこじれて、
全くラクにはなってない、
なんてことも。
そんなときは、
・無理に受け入れなくていい
・整理しなくていい
・納得しなくていい
・どうやら今の私は、
こう思っているらしい
これくらいの距離で、
眺めるだけで十分です。
実際、
私自身もいまだに
「これは認めたくないな……」
と思う気持ち、普通に出てきます。
そのたびに
「またか」「はいはい」
くらいで済ませられる日もあれば、
引っかかる日もある。
まだまだ練習中です。
認められない気持ちが出てくること。
それを認めたくない自分がいること。
それ自体を、
自分への評価の材料にしなくていい。
今日は
「そういう流れがあるらしい」
と知っただけでも、
もう十分だと思います。
無理にまとめなくていいし、
今すぐどうこうしなくてもいい。
今日は一旦、
ここまでにしてもいい。
認められないままでも、
この記事を読み終えたあなたは、
読む前よりも少し、
自分の本当の気持ちに
近づいているはずだから。
あなたのこれからのキャリアを、
人生を、
心から応援しています。
心理カウンセラー
矢菅まゆ
