こんにちは!
心理カウンセラーの矢菅まゆです。
毎日頑張っているけれど、
なんだかモヤモヤして息苦しさを感じる。
毎日頑張っているのに、
幸せになれていない。
私の人生、
このままでいいのかな?
そんな風に迷い、
悩むことはないでしょうか?
そう思い悩む背景には、
もしかすると
「自分で自分の人生を決められていないから」
かもしれません。

自分で自分の人生を決める
自分で自分の人生を選択すること、
すなわち自己決定。
それってそんなに大事なことなの?
と思ったかもしれません。
実は、
幸福に関する研究で
以下のことが明らかにされています。
幸福感を決定する、健康、人間関係に次ぐ要因としては、所得、学歴よりも自己決定が強い影響を与えている。自分で人生の選択をすることが、選んだ行動の動機付けと満足度を高める、それが幸福感を高めることにつながるのであろう。
幸福感と自己決定ー日本における実証研究(改訂版)
https://www.rieti.go.jp/jp/publications/dp/18j026.pdf
学歴が高い方が高年収の仕事に就きやすく、
結果年収が増えて幸せになれる。
一般的に、
そういったイメージもあるかもしれません。
ですがこの研究では、
健康や人間関係の次に
「自己決定」をすることが、
自分の幸福感を高めることにつながる、
と示しているのです。
この研究を知った際に、
そういえば、
私がこの研究を知るよりもずっと前に無意識で
「自分の人生を自分で決めることが幸せにつながる」
と感じて、
行動していたことがあったと思い出しました。
そのエピソードについて、
お話できればと思います。
「私の人生は私が決める!」
私は25歳~31歳にかけて、
人材紹介会社でキャリアアドバイザーとして
6年間働いていました。
当時21時~22時頃まで会社で仕事をし、
その後さらに家に持ち帰って仕事をしているような状況。
その間に夫と結婚し結婚式を挙げ、
子どもがほしいと思うようになりました。
ですがこの働き方では妊活もままならなかったため
「このままでは授かれないのでは」
と深く絶望し、
次の職場などは決まっていませんでしたが、
会社を辞めることを決意。
退職の話をしましたが、
上司の方に引き留めていただき
「部署異動して働き方を調整」
という形で、
一旦会社に残ることにしました。
ですが、
会社に残ることにしたものの、
「なんか良いように言われて、
流されているような気がする」
という思いが胸に残っていました。
「自分で決めた」
という実感が薄かったんですね。
また、
一度退職の決意をしていたため、
退職後にしたいことを色々考えていたわけです。
色々と言ってもどれも大したことではなく、
家でゆっくり休んで、
実家にいつもよりも長く帰って、
ちょっと旅行に行って……。
そのくらいです。
そのくらいですが、
それらができなくなっていることにも
モヤモヤしていました。
そのため、
部署異動してほどなくして
「1か月程度休みたい」
と再度上司に話をしました。
当時3月でしたので、
4月~5月のゴールデンウイーク明けまで
お休みが欲しいと伝えました。
会社側からすれば、
私が休みの間に転職活動をして、
ゴールデンウィーク明けに出社せずそのまま退職される、
というリスクが十分ある状態でしたが
あっさり休みを受け入れていただくことができました。
「全て自分で決める」生活
そんなこんなで私は1か月ちょっとの間、
いわば「人生の夏休み」を得ることができました。
休み開始にあたって、
まずPCを会社に置いていきました。
スマホでも会社のメールアカウントや
業務管理のアカウント等にアクセスできる状態でしたが、
ログインしないようスマホ画面を変更。
プライベートでも
会社の人とは連絡を取らないようにし、
仕事のことを忘れる時間を作りました。
また、
そのころ季節は春で、
ちょうど桜の季節。
私は桜が大好きなため、
桜が開花している間は毎日のように、
どこかしらの公園や川辺などに行って
桜の花見をしていました。
これがずいぶんと心のリフレッシュになりました。
その他、
自分が寝たいと思うだけ寝て、
作ってみたい料理を作り、
食べたいと思うものを食べ、
行きたいところに旅行に行く……。
会社から求められることやルールから離れて
「自分がしたいと思うこと」
をとことんする生活。
このような「全て自分で決める生活」は
私にとって非常に幸せで、
穏やかな生活でした。
桜が散ったころ、
私は今後どうしていくか、
考えました。
次の進路を決めずに退職をしたいと言ったけど、
びっくりするぐらい転職活動をする気になれない。
今は全く仕事をしていないから、
仕事で疲れ切ってやる気がでない、
というわけではない。
「今の自分は、
転職活動にエネルギーを割きたいと思っていないんだな」
と判断し、
会社に復帰しました。
転職活動をする気にはなれなかったわけですが、
「全て自分で決める生活」を1か月少々送ったことにより
「幸福感」が高まり、
心のエネルギーを充電することができました。
その結果、
また新たな気持ちで業務に臨みながら、
落ち着いて自分の将来を考えることができました。
あなたも「自分で自分の人生を決めていい」
ここまでの話で
「それはあなたが前職である程度評価されていて、
上司の理解もあったから許されたんでしょ」
「私は転職したてだから、それは無理……」
と思われたかもしれません。
確かに、
一理あるかもしれません。
ただ、
それは決して私が特別な人間だったからできたわけではありません。
「自分で自分の人生を決めていいんだ」
「幸せになっていいんだ」
と自分を許して、
自分に許可を出すことができたからです。
「全て自分で決めたいと思うけど、
そもそも自分は何がしたいのか分からない……」
「こんな私は幸せになってはダメ」
今もしそう思ったとしても、
大丈夫。
あなたは「自分で自分の人生を決めて良い」のです。
「幸せになって良い」のです。
ほんの少しの勇気で、
あなたの人生は変わっていきます。
「自分で自分の人生を決めて
幸せに生きていきたいから、
一歩踏み出そう」
その勇気に、
私は全力でこたえます。
あなたのこれからのキャリアを、
人生を、
心から応援しています。
次回の記事では、
「自己決定」にまつわる、
もう一歩踏み込んだお話をしてみたいと思います。
お楽しみに。
心理カウンセラー
矢菅まゆ