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私は会社のコマじゃないーー自分の人生を守るという選択

こんにちは!
心理カウンセラーの矢菅まゆです。

 

「頑張りすぎてしまうのが、
クセになっていませんか?」

私自身、
かつてはそうでした。
疲れていても、
つい自分を追い込んで仕事をしていました。

でもあるときふと、
こう思いました。

「このままでは本当にダメだ」と。

そして私は、
自分の身も心も壊すような働き方をやめる決断をしました。

 

あのとき、
これまでの働き方を手放していなかったら、
きっと私は身も心も壊れていたと思います

今日は、
そんな私が自分を守る選択をしたときのこと、
そしてそこから見えてきた気づきについて
お話ししたいと思います。

↓関東甲信越が梅雨入りしました。

自分をすり減らしていた、あの毎日──限界がきた瞬間

私は前職で、
自分の身も心も壊すような働き方をやめた経験があります。

あの頃の私は、
とにかく頑張ることが当たり前になっていて
「これくらいできない自分はダメだ」と思い込んでいました。

あの頃の私は、
毎日深夜まで仕事をしていて
家に帰ってきた後もパソコンを開かずにはいられませんでした。

休日も気がつけばスマホを手に取り、
仕事の連絡をチェックしている。

日曜日の夕方には、
実際に仕事を始めていることが多かったです。

 

周囲から見れば
「責任感のある人」だったかもしれません。

でも実際には、
止まることへの怖さや、
期待を裏切る不安に押されて、
走り続けていただけでした。

 

仕事でもプライベートでも、
いろいろなことが積み重なって、
ある時ふとこう思ったのです。

「もう、会社の皆と同じようには頑張れない。
今までは家には必ずPCを持ち帰り、
家でも仕事をしないと落ち着かないくらいだったのに……。

今は、1か月くらい何もせずに休みたいって思ってる。

……これは、私にとって“普通”じゃない。」

 

その瞬間、
やっと気づきました。

「ああ、壊れてしまう前に、
これは声を上げないと」と。

そして私は自分から、
当時の上司に
「産業医面談を受けたい」と伝えました。

あの時の私は、
ガソリンが切れた車のような、
燃え尽きてしまっている状態でした。

「私は会社のコマじゃない」

働き方を見直してからも、
心の中がすぐに穏やかになったわけではありませんでした。

それまで頑張ることが当たり前だった私にとって、
働き方をセーブすることそのものが、
罪悪感と背中合わせだったのです。

仕事から少し距離を置いた生活を始めたはずなのに、
ふとした瞬間に不安が押し寄せてきました。

「会社は、本音では、
都合よくたくさん働いてくれる人が欲しいんじゃないか」

「今の私みたいな“頑張れない人間”は、
もういらないんじゃないか」

そんな不安に、
胸の奥がズーンと重たくなることがありました。

 

そんなとき、
私は心の中で何度もつぶやいていました。

「私は会社のコマじゃない」って。

 

最初は正直なところ、
ただの強がりだったと思います。

それでも、
自分に言い聞かせるようにしていました。

そうしないと、
すぐに以前のように

「もっと仕事を頑張らないと」
という思いに引き戻されそうになったから。

「今までのように働けない私には価値がない」

そんな声が頭の奥から聞こえてくることも。

でも、今ならこう言えます。

 

そう思ってしまう瞬間があっても、大丈夫。

私たちは社会の中で
他者と関わり合って生きているから、
誰かの目や評価を気にしてしまうのは自然なこと。

けれど、
他人の期待を満たすために
自分の心と身体を犠牲にしてしまうのは、
本当にもったいないと思うのです。

自分の人生を守るという選択

もし私があのまま働き続けていたら、
本当に心が壊れてしまっていたかもしれません。

心が壊れてからでは、
元気になるまでにはとても時間がかかります。

私のように、
仕事の頑張りすぎで燃え尽きてしまった場合、

回復までに数ヶ月、
長ければ1年以上かかることもあります。

中には、
命に関わるところまで追い詰められてしまう方もいます。

それくらい、
無理を続けるというのは危険なことなんです。

だからこそ、
手遅れになる前に、
これまでの働き方を手放すことは勇気ある選択だ

と私は思います。

 

たとえ会社にとって
「都合の悪い人」になったとしても、

自分の人生は、
誰かの評価のためにあるのではありません。

 

どうか、
思い出してほしいんです。

自分を守ることは、
弱さじゃない。

優しさだと。

そしてその優しさはきっと、
自分自身だけでなく、

あなたのことを大切に思ってくれている人にも、
ちゃんと届いていくはずです。

だから私は、
その後何度も自分にこう言い聞かせていました。

「私は会社のコマじゃない。

自分の身は自分で守るんだ」って。

 

「もし
“このままでいいのかな”と感じているなら──
その気持ちに、
ちゃんと耳を傾けてあげていますか?」

あなたも、
どうか自分の声を大切にしてあげてください。

そしてもしよければ。

私も一緒に、
その気持ちに耳を傾けられたら嬉しいです。

 

あなたのこれからのキャリアを、
人生を、
心から応援しています。

 

心理カウンセラー
矢菅まゆ