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成果主義がしんどいあなたへ──レースから一度離れてみるという選択

こんばんは!
心理カウンセラーの矢菅まゆです。

 

あなたは働いているなかで、
こんなふうに感じたことはありませんか?

「もっと早く成果を出さなきゃ」
「また年下の子が昇進していてなんだか焦る」

 

近年は、
年功序列のしくみが少しずつ崩れ、
成果主義を取り入れる会社もかなり増えてきました。

成果さえ出せば、
年齢や経験に関係なく評価される──

頑張りがきちんと報われる仕組みは、
一見とても公平です。

でもその一方で、
私たちはいつも
「誰かとの比較」や「競争」の中に
身を置くことにもなります。

気づけば、
成果を出し続けなければいけない、
というプレッシャーに追い立てられている。

そんな感覚を覚えたことはないでしょうか。

私自身も、成果主義の中で走っていた

私自身、
前職の人材紹介会社では成果主義の環境で働いていました。

とにかく
「早く結果を出す」ことが求められる毎日。

1年も経たないうちに結果が出なければ、
異動や降格は当たり前。

「短期で成果を出す」ことに
必死になっていました。

もちろん、
成果を出した人が上にいくこと自体には
不満はありませんでした。

自分が成果を出せば上にあがれます。

また、
自分より成果を出していない人が
ずっと高い給料をもらっていたら、
それはそれでモヤモヤするものです。

だからこそ、
成果主義には納得感もありました。

 

でも、
あるときふと思ったんです。

「いち早く成長して
いち早く結果を出して
いち早く表彰されて
いち早く昇進昇格をして。

とにかく、
早く早くと追い立てられて、
その先に何があるのだろう。」

とにかく「早く早く」
と追い立てられていたけれど、
その先に自分が望む未来があるのかどうか、
分からなくなってしまったんです。

レースから離れることは「負け」ではない

成果主義の環境は、
それを楽しめる人にとっては
とても心地よいものだと思います。

頑張りが正当に評価されるという意味では、
素晴らしい仕組みです。

 

けれどもし、
あなたが今その成果主義のレースを
「楽しめない」と感じているのなら。

いったん立ち止まってみること。

そして、
そのレースから離れてみるという選択肢も、
あっていいと思うんです。

 

私自身も、
組織の中での競争から離れる選択をしました。

会社を辞めて、
あのスピード感のある毎日から離れてみて。

そこで感じたのは、
今いる場所の中での評価や競争だけに、
自分の価値を見出さなくてもいいということ。

誰かに追いつくためではなく、
自分のペースで働くことも選べるということ。

レースを離れることは、
「逃げ」でも「負け」でもありません。

それは、
自分を守るための大切な勇気でもあるのだと思います。

そのレース、本当に望んでいますか?

早く成果を出すということ。

それ自体は、
本当にすごいスキルです。

それを否定するつもりはまったくありません。

 

ただもし、
今のレースが苦しいなら。

その“スピード”や“ルート”は、
自分が本当に望んでいるものか、
一度問い直してみてもいいかもしれません。

今いる場所の中での評価や競争の外にも、
あなたの価値はたしかにあります。

もっと自由に、
自分らしい働き方やキャリアのペースを選ぶことだって、
できるはずです。

 

「なんだか競争に疲れてしまったな」
と感じているあなたへ。

あなたの気持ちを整理しながら、
これからの働き方を一緒に考えるお手伝いもしています。

よければ、
カウンセリングという形でサポートさせてくださいね。

 

あなたのこれからのキャリアを、
人生を、
心から応援しています。

 

心理カウンセラー
矢菅まゆ