こんにちは!
心理カウンセラーの矢菅まゆです。
「頑張りたいけど、
もう頑張れない……」
仕事を続けていて、
そういった気持ちになることはありませんか?
今日は私の
「頑張りたいけど、
もう頑張れない……」
と燃え尽きてしまったエピソードを
お伝えできればと思います。

燃え尽きるまで
私が前職の人材紹介会社で働いていた時。
毎日21時~22時頃まで仕事をし、
家には必ずPCを持ち帰り、
家でも仕事をしないと落ち着かない。
そんな状態でした。
慢性的にハードワークだったんですね。
いちメンバーからリーダーになり
自分のチームをもつようになってからは、
それはさらに加速していきました。
チームといってもかなり小さなチームで、
自分以外のメンバーは基本的に1人、
最大でも2人でした。
そのため、
いち営業として自分の数字を追いかけつつ、
メンバーのことも見るという感じです。
リーダーになる前から、
私はいつも120%の力で仕事に向き合っていました。
けれどリーダーになってからは、
転職希望者の方の支援に加えて、
チーム運営にも全力で向き合うように。
気づけば、
120%+120%と、
まるでエネルギーを倍にして頑張っていたような日々。
当然、
人のエネルギーが急に倍になるわけではありません。
毎日がとても充実していた反面、
自分でも気づかないうちに無理を重ねていっていました。
プライベートでは結婚式の準備も重なり、
疲れているのに夜はなかなか眠れなくなり、
身体への不調も出てくるようになりました。
そんな中、
11か月共に頑張ってきたチームメンバーと
チームがわかれることになり、
その後1か月後にはリーダー職をおろされ、
いちメンバーに戻ることになりました。
短い期間で職場での自分の環境が大きく変わり、
「共に頑張ったメンバー」「リーダー職」
の2つを失い、
大きな喪失感に襲われました。
「頑張りたいけど、もう頑張れない……」
そんな状態だったため、
身体の免疫機能も落ちていたのでしょう。
自分の結婚式の2日前に、
当時流行していたコロナウイルスに感染。
結婚式は延期せざるを得なくなりました。
コロナウイルスから復帰直後は、
また、
いちメンバーとしての仕事量が降ってきました。
病み上がりだからとか、
そういった手加減は一切ありませんでした。
そんな中
「もう会社の皆と同じようには頑張れない。
今までは家には必ずPCを持ち帰り、
家でも仕事をしないと落ち着かないくらいだったのに、
丸々1か月くらいは休みたいと思っている。
これは私にとって異常。」
と認識しました。
私は自分から当時の上司に、
産業医面談をしたいとお願いをしました。
SOSをあげることの大切さ
あの時、
私は完全にエネルギーが切れていました。
頑張りたいのに頑張れない自分が本当に情けなくて、
有給休暇を申請することすら恐る恐るで、
申し訳なく思っていました。
人に頼ることが苦手で、
休むことへの罪悪感も強い状態でした。
でも、
あのとき。
自分のためにできたことが、
ひとつだけありました。
「産業医面談を受けたい」と
自ら伝えられたことです。
実際に面談をしていただき話を聞いてもらうことで、
自分でも驚くほど心が軽くなりました。
その後、
業務量を調整していただいたことで
休職することなく仕事を続けましたが、
本来の自分を取り戻すには、
やはり時間がかかりました。
振り返ってみると、
あのタイミングでSOSを出していなかったら、
本当に心が壊れてしまっていたかもしれません。
今この記事を読んでいるあなたも、
無理をしすぎて自分の限界になかなか気づけなかった
当時の私のように、
「もう頑張れない」と感じているのに、
それでも周りに迷惑をかけたくなくて、
ひとりで抱えこんでいるかもしれません。
けれど、
限界を迎える前に
「もう無理かもしれない」と感じたら、
誰かにSOSを伝えてほしいのです。
それは甘えでも、
弱さでもなく、
自分を大切にしているということそのもの。
もう一人で、頑張らないで。
カウンセリングで、
あなたのお話を聞かせていただけたら嬉しいです。
あなたのこれからのキャリアを、
人生を、
心から応援しています。
心理カウンセラー
矢菅まゆ