頼られているはずなのに、なんだかしんどい|「どうせ私なんて」と感じてしまうときに
こんばんは。
心理カウンセラーの矢菅まゆです。
新しい仕事を任されたり、
後輩から相談を受けたり。
たぶん、
頼られているんだと思う。
でも──
なんだか、
本当はあまりそう思えない。
「どうせ私なんて。
他に人がいないからでしょ」
そんなふうに思ってしまう。
……これ、
少し前の私なんですね。
素直に受け取れない自分に、
どこか違和感があって。
今日はその違和感について、
一緒に考えていけたらと思います。
頼られて嬉しかったはずなのに、しんどくなった瞬間
私は前職で、
当時の上司から
「リーダーをやってみない?」
と声をかけてもらったことがありました。
そのときは驚きつつも、
正直すごく嬉しくて。
「認めてもらえたんだ!」
「私、頼られてるんだ!」
そんなふうに思って、
ちょっと舞い上がっていました。
(いや、
ちょっとどころじゃなかったかも……笑)
でも、
実際にリーダーになってしばらくしてから。
ふと冷静になった瞬間があったんです。
「これって、
ある程度経験積んだ人に
順番に声かけてるだけなんじゃない?」
「もっと早くリーダーになってた人、
何人もいたな……」
そんなふうに考え始めて。
あんなに嬉しかったはずなのに、
一気に気持ちがしぼんでいきました。
「な~んだ。
自分が思っているほど、
特別評価されていたわけじゃなかったんだ」
——ここまでは、
確かにそうだったのかもしれない。
けれど私は、
現実を受け止めるだけではなく、
自分に対してきつい言葉を
投げかけていました。
「一人で舞い上がって、バカみたい」
「こんな自分が恥ずかしい、
がっかりだ」
こんな感じで、
きつい言葉を使って自分を否定して
攻撃をしていたんです。
けれど当時の私は、
それにまったく気づいていなくて。
ただただ、
胸の奥が沈み込んでいく感じがして、
「あ、これしんどいやつだな」
と思ったのを覚えています。
傷つかないために、私は受け取らないようになった
それからというもの。
前職の仕事で頼られたとしても、
「どうせ、たまたま」
「他に人がいないだけ」
そうやって、
少し斜に構えるというか、
素直に受け取れなくなっていたんです。
外からの言葉をそのまま受け取ったら、
また一人で舞い上がって
しまうかもしれないから。
そして、
また傷ついてしまうかもしれないから。
今思えばあれは、
外からの言葉を
そのまま受け取らないように、
まるで心に何かを
かぶせていたような感じでした。
まるで鎧を着るみたいに、
自分を守っていたのかもしれません。
戦国武将が着ているような、
いかにもゴツくて
重そうな鎧を着こんでいたんです。
(そりゃ疲れるよね、
って今なら思うんですが……笑)
でもその状態って。
確かに傷つきにくくはなるけど、
それと同時に、
相手からの評価や、
そして好意や優しさまでも、
受け取れなくなっていくんですよね。
本当は頼られていたとしても、
それに気づけなくなっていく。
さらには、
自らゴツイ鎧を着こんでいるから、
とにかく重くて、
どんどん疲れていく。
そりゃ疲れるよね、
という話なんです。
だけど、
ゴツイ鎧を着こんでいるって、
自分ではまったく気がつかない。
なんか違和感があるよなあ、
疲れる気がするなあ、
という感覚だけが
残っていくような状態でした。
頼られても「どうせ私なんて」と思ってしまう理由
不思議ですよね。
頼られているような状態でも、
なぜか自分ではそう思えない。
「どうせ私なんて」
そうやって、
自分で打ち消してしまう。
その結果、
自分で自分の価値を、
どんどん下げていく。
自分で自分のことを認めて、
信じてあげられない。
でもこれって、
本当に価値がないからじゃなくて。
「自分が思っているほど、
特別評価されていたわけじゃ
なかったんだ」
というがっかり感を、
二度と味わいたくないから。
また傷つきたくないから。
無意識に、
受け取らないようにしている。
それ自体は、
すごく自然な防衛反応なんですよね。
本当は頼られているかどうかよりも、
その出来事をどう受け取って、
そのあと自分にどんな言葉をかけていたのか。
そこにヒントがあったのかもしれません。
これからは、違う形で自分を守っていく
ここまで書いてきて思うのは、
あのときの私は、
自分を守ろうとしていただけだったんだな、
ということです。
一度、
舞い上がって、
傷ついたから。
もうあんな思いはしたくないって。
だから、
最初から受け取らないようにしていた。
それって、
おかしいことでも、
弱いからでもなくて。
ただ——
自分を守るためにやっていたことが、
相手の言葉を受け取れなくさせてしまい、
いつの間にか
自分で自分の価値まで下げてしまって、
じわじわと、
自分を苦しくさせていたのかもしれません。
もしあなたも、
「どうせ」
「私なんて」
ふとそんな言葉が浮かぶことがあるなら。
それは、
あなたが傷ついてきた証でも
あると思うんです。
だから、
「傷ついたんだね」
「自分を守ろうとしていたんだね」
と、そのまま気づいて、
自分に寄り添ってあげてくださいね。
……とはいえ。
「分かってるけど、
寄り添っててあげるなんてできない」
と思われたかたも、
いらっしゃるかもしれません。
そんなふうに、
頭ではどうしたら良いか分かっても、
心がついてこないって、
ありますよね。
(分かるだけで変われたら苦労しないよ、と。
私も何度も経験しています……汗)
そんなときカウンセリングでは、
自分の中で起きていることを
一つひとつ見ていく中で、
「あ、こういうことか」と
感覚として腑に落ちていく過程を
体感していくこともできます。
無理に変えようとするのではなく、
自然と受け取り方が変わっていく。
すると、
実は相手から
頼ってもらえていたことに気づけたり、
相手からの評価、そして好意や優しさも、
受け取れるようになっていきます。
これまで、
あなたを守ってくれていたその防衛反応も、
きっと大切なものだったと思います。
でももし今、
少しでも息苦しさを感じているなら。
今までとは少し違う形で、
自分を守ってあげてもいい
タイミングなのかもしれません。
カウンセリングで、
あなたのお役に立てたら嬉しいです。
あなたのこれからのキャリアを、
人生を、
心から応援しています。
心理カウンセラー
矢菅まゆ
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