こんにちは。
心理カウンセラーの矢菅まゆです。
ここ数年、
周囲で転職していく人が増えている。
その中で、
自分はポツンと取り残されている感覚がある。
ずっと今の環境に居たいわけではないけれど、
どうしたいのかが分からない。
今日は、
そんなあなたに届けたい話があります。

他の人が辞めていく中で感じた違和感
私の前職は、
人材紹介会社でした。
入社した頃は、
まだ社員数50名ほどのベンチャー企業。
新卒・中途を問わず、
業界や職種が未経験の社員が多く入社し、
1〜3年経験を積むと、
また別の会社へと転職していく──
そんなサイクルが当たり前の職場でした。
私はそこで丸6年間働き、
その間に多くの人の退職を見送ってきました。
入社時に何も知らなかった私を支えてくれた先輩方も、
仲良くしていた同僚も、
後から入社した後輩たちも、
それぞれの道へと進んでいきました。
そのたびに
「みんな辞めるから私も……」
と思う瞬間もありましたが、
心の奥で
「それはなんか違う」
と思っていました。
はっきりと「流されない」
と決意していたわけではありません。
ただ、
他の人と同じ理由で動くのは、
自分の人生に対して
説明がつかないような気がしていたのです。
自分のなかで納得ができないまま
辞めるのはイヤ──
そんな感覚だけは強くありました。
そう思っているのに、
「じゃあ自分はどうしたいのか」
が分からない。
ずっとこの環境にいたいわけではないのに、
出口も行き先も見えない。
動き出す周囲を横目に、
自分だけが駅のホームに
取り残されているような置いてきぼり感と、
言葉にならない焦りと不安が、
年月を重ねるごとに
少しずつ大きくなっていきました。
仕事に追われ、本音が遠のいた理由
本音が見えないまま、
私は日々の仕事に没頭していました。
かつて私にとって身近だったカウンセリングからも、
自然と遠ざかっていましたが、
当時は遠ざかっていることにも気づけず。
やがて心も体も限界に近づき、
燃え尽きを経験します。
燃え尽きてからしばらくの間は、
自分の気持ちを探る余裕などなく、
ただ心のエネルギーを回復することで精一杯。
その後は少しずつ仕事の感覚を取り戻し、
成果も出せるようになってきました。
けれど、
夫と生活リズムがずれ、
妊活もままならない。
「このままでは授かれないのでは」
──そんな思いに、
深く絶望しました。
次の職場などは決まっていませんでしたが、
一度は退職を決意しました。
しかし、
会社から引き留められ、
別の部署に異動することに。
新しい環境で働きながらも、
「私は本当はどうしたいのか」
という問いはぼんやりしたまま。
胸の奥には、
焦りと不安だけが沈んでいました。
カウンセリングで見えた自分だけの答え
そんななかで、
私は自分と向き合う必要性を感じ、
久しぶりにカウンセリングを受けました。
そこで、
ずっと曖昧だった気持ちの正体に出会います。
――転職がしたいわけじゃない。
――他の会社で働きたいわけじゃない。
――私は自分で、
働く人のカウンセリングをしたいんだ。
その本音に気づいて認めた瞬間、
肩に乗っていた重たい荷物が
スッと下りるような感覚がありました。
「ああ、やっぱりこれがやりたかったんだ」
──思わず声を上げて笑っていました。
これまでの迷いや焦りが一本の道筋に変わり、
一直線に走り出すことができました。
私の場合、
この気づきにたどり着くまでには
時間がかかりました。
けれど、
あのまま一人で悩み続けていたら、
もっともっと遠回りしていたはずです。
もし今、
「このままここに居たいわけじゃないけれど、
どうしたいかが分からない」
と宙ぶらりんな気持ちを抱えているなら。
安心できる場所で、
あなたの本音を一緒に探してみませんか。
本音に出会うことで、
次に進む道はきっと見えてきます。
現在、
カウンセリングのモニターも募集しています。
あなたの本音に出会うきっかけとして
ぜひ活用していただけたら嬉しいです。

あなたのこれからのキャリアを、
人生を、
心から応援しています。
心理カウンセラー
矢菅まゆ