こんばんは。
心理カウンセラーの矢菅まゆです。

 

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「このままでいいのかな……」
というキャリアの迷いを、
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さて今日は、
キャリアに迷って
「とりあえず転職活動」を始めて、
なぜか決められなくなるときに
起きていることをお話します。

本気で辞めたいわけじゃなかった──「とりあえず転職活動」を始めた理由

前職で転職エージェントとして働いていた頃、
「もう限界です!」
という相談は、
正直そこまで多くはありませんでした。

むしろ多かったのは、

・今の仕事が嫌いなわけじゃない

・毎日泣いてるわけでもない

・でも、このままでいいのかは分からない

……という、
なんとも言えない状態。

話を聞きながら、
(これは“辞めたい”というより
“確認したい”だな)
と思うことがよくありました。

 

きっかけも、
だいたい似ていました。

・職場で転職者が続けて出た

・友人の転職話を聞いた

・「転職活動するだけならノーリスク」
「市場価値は知っておいた方がいいよ」
という言葉を聞いて、背中を押された

で、最終的に出てくるのがこの一言。

 

「とりあえず、登録してみました」
「情報収集のつもりです」

 

この「とりあえず」という言葉、
エージェントとして働いていた頃、
本当によく耳にしていました。

この時点では、
転職するかは未定で、
合わなければいつでも引き返せるという、
かなり身軽なスタンス。

少なくとも、私が話を聞いていた限りでは、
「ここから人生が大きく動く」感覚は、
まだあまりなさそうに見える方が多かったです。

「市場価値を知りたいだけ」なのに、なぜ転職活動は進んでしまうのか

で、エージェント登録後に何が起こるかというと。

これはもう、
わりとテンプレみたいな流れがあります。

・面談の予約をする

・面談で、経歴と希望を聞かれる

・求人が出てくる

・「まずは応募してみませんか?」
と言われる

 

エージェント側も、
市場価値を知りたいだけという希望や、
応募=即転職ではないことは分かっています。

ただ一方で、
求人を紹介し、応募を進める、
という役割を担っているのも事実。

これ、よく「裏事情」みたいに
言われることがあるのですが、
実際はそんなにドラマチックな話ではなくて、
ただの仕事の構造、という感じ。

 

なので、

「少しペースが早い気もするけど、
応募するだけだし」

「市場価値を知りたいわけだし」

と、自分を納得させつつ
応募される方も多くいらっしゃいました。

すると、

・書類選考が思ったより通る

・面接の予定が立て続けに入る

・あれ、意外と忙しいぞ?となる

お見送りの企業もあるけれど、
なぜか選考が進む企業も出てくる。

そして、内定が出る。

 

内定の連絡を電話で伝えたとき、
声のトーンが一段階変わる。

そんな瞬間に、
私は何度も立ちあってきました。

これは
「あ、本当にもう内定が出たんだ。
どうしよう。」
って、戸惑っているんだなと。

 

ここで起きているのは、
覚悟が足りないからでも、
軽く考えていたからでもなくて、

ただ、話が思ったより早く進んだ。

案外、それだけのことだったりします。

内定が出たのに決められない──転職活動が一気に苦しくなる瞬間

内定が出ると、
急に現実味が増します。

しかも、条件も悪くない。

むしろ、良くなっている。

ーーそれなのに。

「じゃあ行きたいか?」
と聞かれると、
うーん……となる。

かといって、
「断ります」
と即答できるほど、
明確な理由もない。

これ、かなり多い状態でした。

理由は単純で、
最初から転職を決めていたわけじゃないから。

もともとは、

「市場価値を知りたかった」
「可能性を確認したかった」

それだけのはずだったのに、
いつの間にか、
「転職する/しない」
という二択の前に立たされている。

しかも、
内定には承諾期限があります。

エージェントとしては、
期限内に意思確認をしなければいけません。

内定が出た本人としては、

(まだそこまで考えきれてないんだけど……)

と焦りながら、
時間だけが進んでいく。

選択肢は増えているはずなのに、
むしろ身動きが取れなくなる。

この感じ、
「自由」ってなんだっけ?
と一瞬わからなくなるやつです。

転職を決められないのは、意思が弱いからではなかった

エージェントとして働いて、
そして自分自身も経験して思うのは、

内定が出て立ち止まる人ほど、
別にいい加減でも、
優柔不断でもない、
ということ。

むしろ多いのは、

「最初から、
絶対に転職したいわけじゃなかった人」。

「市場価値を知りたい」という言葉の奥には、

・このままでいいのかな

・何かが違う気がする

・でも、何が違うのかは説明できない

そんな、
ぼんやりした違和感が潜んでいることが多い。

だから、

「転職するか/しないか」

この問いだけを急に突きつけられると、
それは、苦しくなります。

 

ちなみにこれは、
エージェントとして、
外から見ていただけの話ではありません。

私自身も転職活動を始めたとき、
初めて転職エージェントと面談したあとで

(これ、先に自分の気持ちに向き合わないと、
転職とか決められる気がしないな)

と思って、
カウンセリングを受けました。

そこで話したことは、
転職するべきかどうかや、
どの職種での転職がいいかを
決めることではなくて。

何に引っかかっていたのか、
何を確かめたかったのかを、
ひとつずつ言葉にしていきました。

 

正直、
「結論まだ出ません」という時間が、
しばらく続きました。

早く決めてしまって楽になりたい。

そういう気持ちも出てきました。

でも、
すぐに結論が出ないなかで、
自分の気持ちに向き合って
理解を深めました。

その時間があったから、
条件や評価に振り回されず、
「私はどう感じているか」を
軸にして選べるようになったのだと思います。

 

結果的に私は、前職である
転職エージェントに転職しました。

振り返ると、
あのとき立ち止まっていた時間が、
その後の選択を支えてくれていました。

 

カウンセリングは、
無理に結論を出させる場ではありません。

急いで白黒つける前に、
いったん立ち止まって、
自分の感覚に戻る時間。

そういう時間を経ることで、

・選択に追い詰められづらくなる

・条件だけで選ばなくて良くなる

・自分が感じていることを大事にできる

ようになっていきます。

 

ここまで読んでいただいて、
もしあなたが

「私も、自分の気持ちに
向き合った方が良いかもしれない」

と少しでも思ったのであれば。

よかったら、あなたの
お話を聴かせていただけたら嬉しいです。

 

 

あなたのこれからのキャリアを、
人生を、
心から応援しています。

 

心理カウンセラー
矢菅まゆ