こんばんは!
心理カウンセラーの矢菅まゆです。
「今日やろうと思っていたことができなかった……」
「今週やろうと思っていたことが、
全然進まない……」
そんなとき、
自分にがっかりしたり、
責めたくなる気持ちが湧いてくることはありませんか?
特に仕事において
- 「この業務をやるって決めたのに、
結局できなかった……」 - 「誰にも責められていないのに、
自分で自分を責めてしまう」 - 「その気持ちを切り替えたいのに、
切り替えられない……」
そんな思いに、
もやもやと苦しんでしまうことがあるかもしれません。
今日は、
「あれもこれもできていない…」
と自分を責めてしまうあなたに、
心が少し軽くなるメッセージをお届けできたらと思います。

「あれもこれもできていない……」私も、そうでした
会社員だった頃の私は、
毎日多くのタスクに追われながらも
真剣に取り組んでいました。
それでも「全部が予定通りに進む日」
というのはなかなかなくて、
どうしても「やり残し感」が残るような日も、
実は多かった気がします。
でも当時は、
会社に行って帰ってくるという
「生活のリズム」があったことで、
気持ちが自然に切り替わっていったように思います。
今の私は、
会社という環境を離れて、
自分の裁量で時間を使う毎日を送っています。
時間の使い方は、
すべて自分次第。
とても自由でありがたい一方で、
その分「自己管理能力」が求められる毎日です。
そして
「今日これをやろう」と思っていたこと
(例えばブログを書いたりとか)
ができなかったとき──
誰からもとがめられないからこそ、
自分がいちばん自分に厳しくなってしまうのです。
会社員でも自営業でも、
やろうと決めたしごとができなかったときは、
「次はどうすればできるか」対策を考えて、
淡々とそれを実行していく。
それが建設的であることは、
頭ではよく分かっています。
でも、
それでもやっぱり、
できなかった自分に対するがっかり感が
じわじわと残ってしまうんですよね。
苦しみの正体は「できなかった自分」への否定
私が苦しんでいたのは
「できなかったことそのもの」ではなくて、
「できなかった自分を許せないこと」でした。
最初は
ちょっとしたがっかり感。
でもそれが続くと、
「またできなかった……」
「なんで私はちゃんとやれないんだろう……」
と自分を責める言葉が増えていく。
気づけば“自分責め”のループに入り込んでしまうのです。
それはやがて「自分はダメだ」
という自己否定にすらつながっていく。
でも本当は、
できなかった=ダメ、ではありません。
できなかった=それだけ、やりたかった
だけなのかもしれません。
ある意味で“本気だった証拠”なんですよね。
「ちゃんとやりたかったんだよね」
「前に進みたかったんだよね」
そんな気持ちに、
まずは気づいてあげる。
それだけでも、
自分を責める力がゆるんでいきます。
「切り替えなきゃ」と思うほど、切り替えられなくなる
こういうときによく言われるのが
「早く切り替えなきゃ!」です。
でも「切り替えなきゃ」と思えば思うほど、
“切り替えられない私”をまた責めてしまい、
自分責めのループに入ってしまいます。
そのため、
一見矛盾しているようですが、
「切り替えようとすること」を
一度手放してみることが大切です。
少し視点を変えて、
こう問いかけてみてください。
「この自分を責めてしまう気持ちは、
何を伝えようとしてくれてる?」
たとえば
- 真面目に取り組もうとしていた自分の姿勢
- 大切な仕事にちゃんと向き合いたいという気持ち
- 今は少し休む必要があったのかもしれないというサイン
やろうと思っていたことができなかったのは、
「やりたくなかった」からではなく、
「できなかった理由があった」のかもしれません。
できなかった日があっても、
それを「今日できなかった」
ことだけで判断しなくていい。
別の日にできれば良いのです。
「今日は無理だった」って日があってもいい。
「またやろうと思えたときに、
少しずつ進めばいい」
そんなふうに、
自分にやさしく声をかけてあげることも、
自分を前に進める力になっていきます。
自分で決めたことができなかった。
どうしても、
自分を責めてしまう気持ちから離れられない。
そんなとき、
もしよかったら、
あなたの気持ちを聞かせてくださいね。
一人で抱えずに、
少しずつ言葉にしていくことで、
心の中に少しずつ余白が生まれていくこともあります。
あなたのこれからのキャリアを、
人生を、
心から応援しています。
心理カウンセラー
矢菅まゆ