こんばんは。
心理カウンセラーの矢菅まゆです。
「もう少し落ち着いたら動こう」
「ちゃんと準備が整ったら始めよう」
そう思っていたはずなのに──
気づけば月日だけが過ぎ、
結局何も動けていない。
そんなふうに、
“慎重に考えた結果”として
一歩が踏み出せなくなること、
ありませんか?

「整ってからやる」人が、はまりやすい落とし穴
私がこれまで出会ってきた方の中にも、
こんな傾向を持っている方が多くいました。
・何事も段取りしてから進めたい
・失敗したくないから、準備は入念にしたい
・納得できる材料を集めたい
どれも、
とても誠実で堅実な姿勢ですよね。
でも実はこの思考が、
いつの間にか「行動できない自分」
をつくってしまっていることもあるんです。
頭では、
「そろそろ動かなきゃ」と思っているのに、
心がなかなかGOを出してくれない──。
そんなブレーキ感を抱えながら、
見えないモヤモヤの中に
とどまり続けてしまうこともあります。
これは、
前職の転職エージェント時代に
たくさん見てきた光景でもあります。
たとえば…
・「まず自己分析をしっかりしてから」
・「自分の希望を100%叶える求人を見つけてから」
・「応募書類を完璧に仕上げてから」
と言って、
半年や1年、
それ以上動けないままになる、
という方は珍しくありませんでした。
「このままじゃいけない」とは思っている。
けれど、
なぜか動けない。
その背景には、
“行動することへの怖さ”や
“失敗したらどうしよう”という不安が、
潜んでいることが多かったです。
「準備が整わないから動けない」のではなく、
「怖いから“整えること”に逃げている」──
そんなケースも、
実は少なくありませんでした。
気づいたら1年経ってた……そうなる前に
私自身、
整ってからじゃないと動けないと思っていたけれど、
実際には、
「整わないままの自分」を認めてから、
ようやく前に進めるようになりました。
「やりたいことで稼いだ実績もないのに、
会社を辞めるのは不安」
そう思って、
わざわざ現状維持(=会社に行くこと)を
“安心”として選んでいた時期がありました。
(その時のエピソードはこちらに詳しく書いています。)
“行動への怖さを感じている自分”を
認めてあげること。
それが、
最初の一歩になります。
あなたは、
これまでたくさんのことを考えて、
ひとりでがんばってきた人だと思います。
だからこそ、
もうこれ以上、
ひとりで“準備”しすぎなくて大丈夫。
もし今、
なにか動けない自分がいるのなら、
それは「行動できない」のではなく、
“支えがほしい”という心のサインなのかもしれません。
気づいたら1年以上経っていた──
そんなふうになる前に、
心の声に、
そっと耳を傾ける時間を持ってみてくださいね。
「支えがほしいな」
「今の気持ちを、
誰かと一緒に整理したいな」──
そう思ったときは、
ぜひあなたのお話を聞かせていただけたら嬉しいです。
カウンセリングは、
“整理ができていないそのままの気持ち”を
持ってきてよい場所です。
きれいに言語化できていなくても、
気持ちが整理できていなくても、
大丈夫。
ですので、
安心してお話くださいね。
あなたのこれからのキャリアを、
人生を、
心から応援しています。
心理カウンセラー
矢菅まゆ