ちゃんと考えているのに決められない そんな私が本音に触れられたきっかけ
こんにちは。
心理カウンセラーの矢菅まゆです。
「このままでいいのかな……。
でも、
どうしたいのかもよく分からない。」
そんなふうに思うこと、
ありませんか?
考えれば考えるほど、
分からなくなっていく。
以前の私も、
まさにそんな状態でした。
今日は、
そんなときの私がどうしていたのかを、
少しお話できたらと思います。
考えているのに、答えが出なかったときのこと
当時の私は、人材紹介会社で
キャリアアドバイザーとして働いていました。
夜は21時、
22時まで会社にいて、
そこから帰宅。
ごはんを食べてからお風呂に入るまの間も、
またひと仕事。
土日も、
完全にオフになることはほとんどなくて、
日曜日の夕方には仕事を始めていました。
そんな日々の中で結婚して、
しばらくしてから
「子どもも欲しいな」と
思うようになったのですが。
妊活をしようとして、
気づいたんです。
あれ?
この生活の中で、
妊活をするって無理じゃね……?
タイミング取れないんだけど……。
そのことに気づいたときの、
私の絶望感っていったら。
……ほんとに、
どうしようもなくて。
「今まで頑張ってきたけれど、
このままじゃもうダメだ……!」
って思って、
一度、
勤務時間の調整もしてもらいました。
でも、
仕事量は相変わらず。
結局、
夜遅くまで残業三昧の日々でした。
「勤務時間の調整もしてもらったなのに、
何も変わってない……」
って、
さらに落ち込みました。
じゃあ、
これからはどうしよう?
と考えたものの……
何も決まらない。
・次は決めてから辞めるべきだよね。
・転職するなら、
ちゃんと先を見据えて動かないと。
・転職してすぐに
育児休暇はとれないかもしれないし、
転職してすぐ妊娠ってなったら、
良くないよね。
みたいに、
頭の中ではずーっと考えている。
考えてはいるんだけれども、
何を考えても、
その後に「でも……」がついてしまう。
そんなふうに、
なんとかしたいけれど
何も決められないまま、
ただ時間だけが過ぎていきました。
「こうするべき」で考えていたときに起きていたこと
今振り返ると、
私は「どうしたいか」が
まったくなかったわけでは
ありませんでした。
その前に、
「こうするべき」
「こうした方がいい」
という考えが、
先に出てきていただけだったんです。
たとえば、
・次は決めてから辞めるほうが
ちゃんとしている
・計画なくに辞めるのはよくない
・ちゃんと将来の計画を
立てられる人であるべき
そんな前提が、
私の中には当たり前のようにありました。
だから、
「今の会社で働きながら転職活動、
なんてできない」
「いったん立ち止まりたい」
そんな気持ちが出てきても、
「いや、それは違うでしょ」
と、すぐに打ち消してしまっていたんです。
また、
このまま次の仕事を決めずに辞めたら、
なんだか、
自分の人生に対して自分で
説明ができない気がして、
嫌だなという気持ちもありました。
説明ができないということは、
「この人、ちゃんとしてないな」
と見られるかもしれない。
なぜなら、
当時の私自身が
「人に説明ができない=ちゃんとしてない」
って思ってしまっていたから。
「ちゃんとしていない自分」を認めるのが怖かった
他の人から
「ちゃんとしていない」と
見られることが怖かった。
それも怖かったんですが、
実は、当時の私は何よりも
「間違っている自分」
「ちゃんとしていない自分」を、
自分で認めることが怖い
って感じていたんです。
振り返ってみると、
私はずっと、
「ちゃんとしている自分」でいることで、
自分の安心を保ってきていました。
……これ、
思い当たる方いませんか?
たとえば、
先の予定をちゃんと決めてから動くとか、
自分のやったことについて
人に聞かれたときに
いつでも説明できるようにしておくとか。
そうやって
「ちゃんとしている」と
自分で思える状態を保つことで、
やっと安心できていたんです。
逆にいうと、
その安心の前提が崩れると、
一気に自分の存在ごと、
不安定になるような感覚がありました。
なんだか、
足場がなくなる、
みたいな。
何か決めないと落ち着かなくて、
とにかく答えを出したくなってしまう。
今思えば、
ちゃんとしていない、
未完成な状態の自分でいることが
とても怖かったんですね。
(今こうやって書いていても、
ちょっとドキドキします。)
何も決まっていない自分を、
自分で受け入れることができなかった。
だから、
自分自身がどうしたいかを感じる前に、
「ちゃんとした答え」を探しにいって、
早く安心できる状態に
戻ろうとしていたんです。
自分の本音に触れた瞬間
「このまま一人で考えていても、
何も変わらない」
そう思った私は、
カウンセリングを受けてみることにしました。
そのとき、
こんなふうに聞かれたんです。
「どの選択肢をとるのが、
一番気が向きますか?」
正直、
最初はちょっと戸惑いました。
え?気が向くこと?って。
でも、
そう聞いていただいたことで、
私は改めて、
「気が向く選択肢を
とってもいいんだ」
と思えて、
少しホッとしたんです。
そして出てきたのは、
「今の仕事を続けながら、
転職活動をするのはしんどい。
一度会社を辞めて、
1~2か月くらい休みたい。」
という、
シンプルな気持ちでした。
それを口にしたとき、
自分の胸がじんわり
あたたかくなるのを感じました。
ああ、私、
やっぱりそうしたかったんだな、と。
それまでの私は、
ちゃんと説明がつく答えや、
誰に話しても納得される選択
ばかり探していました。
でもそのときは、
そういう「正しさ」ではなくて、
自分の感覚に目を向けることができた。
今思えばあの瞬間は、
自分の本音に触れることが
できた瞬間だったのだと思います。
「気が向くこと」から始めてみる
あのときのカウンセリングをきっかけに、
私は「気が向くこと」を大事にしてみようと
思えるようになりました。
ただ、ここで伝えたいのは、
「仕事を辞めるかどうか決めましょう」
ということではなくて。
私みたいに仕事に関わる大きなことではなく、
日常の小さなところから、
「気が向くかどうか」を
大事にしてみてもらえたら。
いきなり「気が向くかどうか」で、
キャリアや、
大きな決断をしようとするのは
ちょっと怖いですからね。
なのでたとえば、
今日のお昼、
何食べたいかなって考えてみるとか。
(私はこういうとき、
つい「栄養バランスが……」
とか考えがちなんですが、
いったんそれは置いておいて。)
「今、何食べたい?」って聞いてみる。
日常のなかでこうした
小さな選択を重ねていくと、
少しずつ「自分の感覚」で
選ぶことに慣れていきます。
その積み重ねが、
「自分の選択を信じてもいいかも」
という感覚にもつながっていきます。
もし今、
「このままでいいのかな」
と感じているなら。
いきなり、
答えを出そうとしなくて大丈夫。
むしろ、
答えが出ていない自分のまま、
少しだけ立ち止まってみる。
そして、
「今の私にとって
どうするのが一番気が向くだろう?」
と、問いかけてみる。
そこからで、
十分です。
一人で考えていると、
どうしても「こうあるべき」といった
考えに引っ張られてしまうこともあります。
でも、
安心して話せる場で言葉にして、
それを受けとめてもらうことで、
「あ、本当はこう思ってたんだ」
と気づいて、
受けとめられるようになっていきます。
私の場合は、
「どうしよう…」
と頭の中でぐるぐる考える時間が減って、
「あ、これがいいかも」って
思える瞬間が少しずつ増えていきました。
「ちゃんとしていない自分」でも、
ここにいていい。
そう思えるようになると、
「どれが正しいか」
じゃなくて、
「どれがいいか」
で選べるようになっていきます。
その感覚を、
一緒に取り戻していけたら嬉しいです。
あなたのこれからのキャリアを、
人生を、
心から応援しています。
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矢菅まゆ
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