最近、心が動かない……考えすぎてしまうとき、心は奥に引っ込んでいるのかも
こんにちは。
心理カウンセラーの矢菅まゆです。
最近、何をしても
心があまり動かないな……
と感じることってありませんか?
つらくて泣くほどではないし、
笑ってもいるし、
日常生活も回っている。
でも、
なんとなく、
心の奥が静かなままというか。
最後に感動したの、
いつだっけ?
みたいな。
今日は、
最近なんだか心が動いていないな……
というときに、
私たちの中で何が起きているのか。
それを、
私の体験を通して書いてみようと思います。
よく分からないのに、少しだけ泣きそうになった
先日、
夫の実家がある三重県に行ってきました。
せっかくなので
伊勢のあたりにも出かけてきて、
伊勢神宮に関する
「お木曳初式(おきひきぞめしき)」
という行事を見てきたんです。
(ご興味ある方は、
「お木曳」で検索してみてくださいね。)
これから始まる行事の
リハーサルのようなものらしいのですが、
正直、
私もよく分かっていなくて(汗)
大きな木を積んだ台を、
みんなで綱を
引っ張りながら進んでいく。
途中で歌を歌ったり、
掛け声をかけたりすることもありました。
その場の空気にぐっと引き込まれながらも、
「なんだ、これは……?」
と、気が付いたら見入っていました。
大勢の人が一斉に声を出して、
同じタイミングで綱を引いていて、
その場に、
うまく言葉にできない
一体感が生まれていたんです。
で、ある瞬間、
みんなの声がピタッと
揃ったタイミングがあって。
そのとき、
なぜかほんの少しだけ
ウルッとしてしまいました。
これがまた、
自分でも理由がよく分からなくて。
なんで今、
少し泣きそうになっているんだろう……?
って、思ったくらい(笑)
何かすごく感動的なストーリーを
理解したわけでもない。
事前の知識が少なく、
そもそも何をしているのかも
あまりよく分かっていないくらい。
それでも、
言葉になる前に、
心の方が先に反応していた。
「私、
こんなふうに心が動くんだ」
って、
自分でも少し驚いたんですよね。
心が動かないとき、動いたときに起きていたこと
振り返ってみて思ったこととしては、
最近の私は、
感じることよりも、
考えることの方がずっと多かったな、
ということでした。
たとえば日々の中でも、
仕事や人とのやり取りの中で、
少し引っかかったときや、
思うように進まないことがあったとき。
本当はモヤッとしたり、
ちょっと疲れたりしているのに、
「これってどう受け取ればいいんだろう」
「どう返すのがよかったんだろう」
「次はどう動けばうまくやれるかな」
感じるよりもまず、
頭であれこれ
考えるほうに行ってしまうような、
そんな感じ。
その方が、
ちゃんとしていられる気がするし、
日常もスムーズに回しやすいから。
また、感情をちゃんと見ようとすると、
「あ、私本当は疲れていたんだな」とか、
「やっぱりあれは嫌だったんだな」とか。
そんなふうに、
普段はなんとなく
見ないようにしていたことも、
ふと目に入ってくるんですよね。
それに気づいた瞬間、
なんとなく落ち着かないというか、
目をそらしたくなるような
感覚になることって、
ありませんか?
それに、
自分の感情に気づいたからといって、
すぐに何かを変えられるとは限らない。
だったら、
「感じる前に考える」
ほうがラク。
だから気づかないうちに、
私はこれがすっかり、
癖になっていたのかもしれません。
でも、
夫の実家にいた今回の数日間は、
ちょっとだけいつもと違っていました。
パソコンを家に置いて、
仕事から少し離れて、
夫の実家で過ごしていて。
ありがたいことに、
温かく迎えていただいて、
美味しいものもたくさんいただいて。
あれこれ考えなくてもいいし、
何かを生み出さなくてもいい。
ただそこにいて、
その場の空気を感じていればいい。
本当にありがたいことに、
そんな安心できる時間の中にいたんです。
そんな数日間を過ごしていたからか、
あのときは、
「ちゃんと分かろう」とする前に、
心が先に動いたのかもしれません。
考えることは、悪いことではないけれど
先ほど、
「私は感じるよりも前に
あれこれ考え過ぎていた」
ということを書いてきましたが、
考えることそのものは、
決して悪いことではないと思います。
むしろ、
ちゃんと考えて、
状況を素早く理解して、
整理して、判断して行動する。
そういった力は、
仕事の場面では評価
されやすいことも多いですよね。
また、
ちゃんとしていたいとか、
うまくやりたいとか、
そういう思いがあるからこそ、
・感じるより先に考える
・違和感よりも「どうするか」を優先する
そんなふうになっていくことも、
自然なことだと思います。
ただそれがずっと続くと、
自分が「しんどい」と感じているときにも
それに気づくのが遅くなったり、
何をしても心があまり動かなくなったり。
「私は本当はどうしたいんだっけ?」
という自分の気持ちも、
少しずつ分からなくなって
しまうことがあります。
これまで考えることでうまくやってきた、
頑張ってきた人ほど、
この状態になりやすかったりするんです。
考えすぎてしまうとき、心は奥に引っ込んでいるのかも
もし今、
何をしてもあまり心が動かないな、
と感じていたとしても。
それはあなたの心が鈍くなって
しまったわけでも、
感情そのものがなくなって
しまったわけでもなくて。
ただ、
安心する時間や、
何も求められない時間が、
少なくなっていただけかもしれません。
感情って、
「頑張って」
取り戻すものではないんですよね。
「感動しなきゃ」
「ちゃんと感じなきゃ」
そう思えば思うほど、
むしろ感情を感じることから
遠ざかってしまったり(汗)
それよりも、
ただそこにいて、
その場の空気を感じていればいい時間や、
意味を考えずに
ただぼんやりしてもいい時間の中で、
ふいに、
戻ってくることがあります。
今回の私が、
まさにそうだったみたいに。
カウンセリングも同じで、
無理にうまく話そうと
しなくても大丈夫です。
何を感じているのか、
自分でもまだよく分からない。
うまく言葉にならない。
そんな状態も、
そのまま置いておける時間の中で
「あ、私こう思ってたんだ」
と、本音に気づくこともあります。
もし今、
なんとなく心が動かないな、
と感じているとしたら。
それはあなたにとって、
「少し、
安心して心をゆるめる余白がほしい」
そんなタイミングなのかもしれません。
心が動かない時期があっても、
それは感情がなくなったわけではなくて、
ただ少し奥に引っ込んでいるだけ。
そんなときは、
いつもひとりで何かを考え続けている自分を、
少し休ませてあげるような時間が
あってもいいのかもしれませんね。
あなたのこれからのキャリアを、
人生を、
心から応援しています。
心理カウンセラー
矢菅まゆ
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