期待に応えるのに疲れたあなたへ|他の方法を知らなかっただけかもしれない
こんばんは。
心理カウンセラーの矢菅まゆです。
「期待に応えるのに疲れた……」
と思うことはありませんか?
上司、お客様、家族……。
気づけば、
いろんな人の期待に応えようとしている。
そして疲れる。
もう無理かもしれないと思う。
でも、なぜかやめられない。
期待に応えるのに疲れているのに、
それでも期待に応えようとしてしまう。
今回は、私自身の経験も交えながら、
なぜ期待に応えるのを
やめられないのかについて
書いてみようと思います。
期待に応えるのに疲れたのに、やめられなかった私
私は以前、人材紹介会社で
キャリアアドバイザーとして働いていました。
求職者さんの転職を支援する仕事です。
求職者さんから
「転職先が決まりました!」
と連絡をいただくと、
本当に嬉しかったです。
一方で、
責任も大きい仕事でした。
求職者さんからは、
「良い会社を紹介してほしい」
「自分の転職を成功させてほしい」
という期待がある。
会社からは、
「成果を出してほしい」
という期待がある。
チームのリーダーになったときには
「メンバーのマネジメントをして
チームで成果をあげてほしい」
という期待がある。
気づけば私は、
いろんな期待の真ん中に立っていました。
そして、
全部の期待に応えようとして、
それはそれはもう必死の形相で仕事(笑)
求職者さんのために頑張る。
会社の期待に応えようとする。
チームを引っ張ろうとする。
正直、
しんどい日もありました。
休みの日も、
仕事のことが頭から離れない。
夜に布団に入っても
明日の仕事のことで
頭がいっぱいで寝付けない。
そうしてだんだん疲れていったんですが、
その頃の私は止まれませんでした。
「少し休もう」
ではなく、むしろ
「もっと頑張らなきゃ」
になっていたんですよね。
今振り返ると、
当時はかな~り無理をしていたと思います。
疲れているなら、
休めばいい。
しんどいなら、
少しペースを落とせばいい。
頭ではそう思うのに、
それができませんでした。
そして結果的に、
私は燃え尽きるところまでいきました。
だからこそ、
ここまで期待に応えるのに疲れていたのに、
なぜやめられなかったのだろうと思うのです。
人はなぜ期待に応え続けてしまうのか
ではなぜ、
期待に応えるのに疲れていても、
やめられないのか。
もちろん、
人それぞれ理由は違うと思います。
ただ意外と、
子どもの頃の経験が影響していることが
多いんですよね。
たとえば、
親から褒められなかったり、
認められたと感じられなかったり。
一方で、
テストでいい点を取った時「だけ」褒められて
「次も100点を期待しているよ」
と強い圧で言われたり。
そのほか、
学校の先生の影響だったり。
色々なパターンがあります。
「自分の親は、
そこまで自分に
きつく当たってなかったと思うけど……」
と思う人もいるかもしれません。
その場合でも共通していえることは、
期待に応えることが、
安心につながっていたということ。
子どもの頃って、
どうしても大人より世界が狭いんですよね。
家と学校が世界のほとんど。
だから、
親や先生に認められることはとても大きい。
期待に応える。
褒められる。
少し安心する。
また期待に応える。
そうした経験を繰り返しているうちに、
いつの間にか期待に応えることが
当たり前になっていきます。
そして大人になったあとも、
その習慣は続いていく。
気づけば、
自分がどうしたいかよりも、
周りが何を期待しているかを
先に考えるようになる。
だから、
期待に応えるのに疲れたとしても、
なかなかやめられないんです。
だって今までずっと、
そうやって生きてきたから。
私は期待に応えることで安心しようとしていた
私もそうだったんですよね。
期待に応えて頑張ることが当たり前。
だから当時は、
「なぜこんなに頑張っているんだろう」
なんて、
考えたこともありませんでした。
でも今振り返ってみると、
私は期待に応えることそのものが
目的ではなかった気がします。
求職者さんの転職が決まる。
誰かの役に立てる。
会社から評価される。
そうすると、
少しホッとする。
だからまた頑張る。
でも、
その安心は長く続かない。
少しすると、
また不安になる。
「来月分の成果はどうしよう」
「まだまだ足りないんじゃないか」
みたいなことを考えていました。
実際、
私は前職で求められた成果を出せず、
入社して1年も経たないうちに、
希望していなかった部署へ
異動になったことがあります。
前職は、
成果を重視する会社でした。
私は求められていた成果を出せなかったので、
会社としては自然な判断だったと思います。
けれど異動が決まったばかりの私は、
「なんで私が?」と
納得いかない気持ちを抱えながら
仕事をしていました。
ただ後になって振り返ると、
あの異動は私の中に
「期待に応えられなかったら、
居場所がなくなる」
という感覚を強く残した気がしています。
そして気づけば、
期待に応えられない自分には
価値がないような気がして。
だから怖かったんです。
期待に応えられないことが。
今思うと、
私は本当に成果が欲しかったわけでも、
評価が欲しかったわけでも
なかったのかもしれません。
本当に欲しかったのは、
「ここに居ていい」
と思える安心感だったんじゃないか。
そして当時の私は、
その安心を手に入れる方法として、
「他人の期待に応えること」
しか知りませんでした。
だから、
期待に応えるのに疲れても、
やめられなかったんだと思うのです。
期待に応えるしか知らなかったのかもしれない
もし今、
期待に応えるのに疲れたと感じているなら。
そして、
もう限界かもしれないと思いながらも、
それでも期待に応えることをやめられないのなら。
それは、
あなたが弱いからではありません。
だって、
今までずっとそうやって生きてきて、
「他人の期待に応えること」
しか知らなかっただけかもしれないから。
だから、
期待に応えることしかできなかった自分を、
責めなくて大丈夫。
ただ、
一人で考えていると、
どうしても自分が知っている方法の中で
答えを探そうとしてしまいます。
私もそうでした。
期待に応えるのに疲れた。
でも、
期待に応える以外の方法を知らない。
だから
「もっと頑張って期待に応えろ!」
という結論に戻っていました。
いや、本当に(笑)
カウンセリングでは、
こうした自分の考え方や生き方を
一緒に見つめ直していくこともできます。
これまで気づいていなかった、
自分の考え方や生き方の
「当たり前」にひとつひとつ気づいていく。
そして、
期待に応え続けること以外にも、
私も別の生き方ができるかもしれない。
そんな可能性が見えてくることもあります。
もしあなたが今、
期待に応えるのに疲れているなら。
一人で抱え込まず、
誰かと一緒に考えてみても
いいのかもしれません。
私はそんな時間を、
大切にしたいと思っています。
あなたの力になれたら嬉しいです。
あなたのこれからのキャリアを、
人生を、
心から応援しています。
心理カウンセラー
矢菅まゆ
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