人生の選択に迷ったとき|「選んだ道を正解にしていく」に少し違和感がありました
こんにちは!
心理カウンセラーの矢菅まゆです。
「選んだ道を正解にしていく」
という言葉を聞いたことはありますか?
この言葉、
「確かにそうだよな」
と思う反面、
私は少し引っかかっていたんですよね。
今日は、なぜ私がこの言葉に
違和感を覚えていたのか、
お話ししたいと思います。
「選んだ道を正解にしていく」という言葉
この言葉、
納得感がありますよね。
人生って、
何を選んでも未来は分からない。
最後は自分で選んだ道を
育てていくしかない部分もありますよね。
私は前職の人材紹介会社で
よくこの言葉を耳にしていました。
たとえば、
内定が出ているけれど、
入社をするか迷っている方とのお電話。
そんな時に、
同僚のキャリアアドバイザーが、
「選んだ道を正解にしていきましょう」
と声を掛けていることがありました。
内定を出した企業側も、
その方が入社するかどうかの
返事を待っています。
何かしら決めなければならない場面
でもあります。
だから、
求職者の方が迷っているのであれば、
アドバイザーの立場としては、
後押しが必要なのはよく分かるんです。
前に進みたいのに、進めない
ただ私は、
社内でその言葉を聞くたびに、
内心少し引っかかっていました。
というのも、
「実際、
そんなに簡単に
切り替えられたら苦労しないよ」
と思っていたから(笑)
そして私は、
この言葉には少し
「もう悩むのは終わりにして、
前に進もう」
というニュアンスが
含まれているように感じていました。
もちろん、
その言葉で前に進めることもあると思います。
だけど、
人生のすべての迷いが、
そんなにスパッと
切り替えられるとは限らないですよね。
たとえば、
転職・独立・退職、
仕事以外なら結婚も……。
自分でも早く前に進みたいと思う。
早く決めたい。
早く動きたい。
このまま立ち止まっていたくない。
だって、
悩んでいる間も、
時間は待ってくれないから。
(できるなら待ってほしい……。)
年齢も重ねるし、
周りも少しずつ前へ進んでいく。
気づけば同僚が昇進していたり、
後輩がたくさん入ってきていたり。
何も決められないまま、
また時間だけがずっと
過ぎてしまうのではないか。
そんな焦りがある。
だから
「早く決めなきゃ」
と思っているのに、
決められない。
そんな自分に、
一番もどかしさを感じてしまう。
そんなときに、
「選んだ道を正解にしていきましょう」
と言われたら、
「そんなこと分かってるよ……」
「それがすぐにできたら苦労しないよ」
と思うことも、
あるんじゃないかと思うんです。
だから私は、安心して迷える場所でありたい
私はカウンセリング中に、
「選んだ道を正解にしていきましょう」
とお伝えすることはありません。
なぜなら自分自身で
「早く決めなきゃ」
「前に進まなきゃ」
と強く思っている人ほど、
すでに十分すぎるくらい、
焦りを抱えていることがあるからです。
だから私は、
さらに前へ進むことを勧めるよりも、
まずはその焦りや迷いを、
安心して話せることを
大切にしています。
焦っていることも。
決められないことも。
「こんなこと話していいのかな」
と思うことも。
「どんなことでも、
ここなら話しても大丈夫」
と思える場所でありたいと思っています。
もちろん、
時間が経って振り返ったときに、
「あの迷っていた時間にも意味があった」
と思えることはあると思います。
私自身も、
そう思えた経験があるから。
でも、
それは後から振り返って
思うことができたのであって、
今まさに迷っている真っ最中の人に
急いで伝えることではないんじゃないか。
そんなふうに考えています。
だから、
「選んだ道を正解にしていこう」
と思えない時期があっても、
大丈夫。
あなたがもし
「前に進まなきゃ」
「選んだ道を正解にしなきゃ」
と頑張って進もうとしているけれど、
思うように進めず、
自分を責めてしまっているのなら。
無理に、
選んだ道を正解にしようと
急がなくても大丈夫。
まずは安心して迷える場所として、
いつでも私はここにいます。
あなたのその迷いについて、
お話いただけたらとても嬉しいです。
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