こんばんは!
カウンセラーの矢菅まゆです。

 

「稼いでいない自分には価値がない」

そんなふうに感じたことはありませんか?

日々の生活の中でいろいろ頑張っていても、
お金を稼いでいないと、

「私、何の役に立ってるんだろう……」

なんて思ってしまう。

お金にならないことは、
なんだか意味がないように感じたりして。

私自身も以前は、
稼ぐことと自分の価値を
強く結びつけていましたが、
その考え方が少しずつ変わってきました。

今日はそんな
「稼いでいない自分には価値がない」
について。

お金を稼いでいないことへの罪悪感と、無価値感について

私たちの人生には、
思うようにお金を
稼げない時期もあったりする。

例えば、
病気やケガなどで仕事を長くお休みしたり、
妊活・妊娠・出産や子育てをきっかけに、
働き方を変えたり。

パートナーの転勤をきっかけに、
仕事を辞めることもあるかもしれません。

 

そんなとき、

「自分ももっと稼げたら……」

「パートナーにばかり経済的な負担をかけて、
申し訳ないな」

と感じたり。

それに、毎日あれこれやっていたとしても、
収入という目に見える結果がないと、
なんだか自分のしたことを
胸張って言いづらいというか。

そういう感覚になることも、
あるかもしれないですね。

 

ここまで、
お金を稼いでいないことへの
申し訳なさについてお話ししてきました。

でも、そんなとき、

「自分には価値がない」

という気持ちまで出てくることは
ありませんか?

実はこの2つ、
似ているようで少し違うんです。

 

例えば、
「パートナーに負担をかけて申し訳ない」
という気持ち。

このように
「自分が悪いことをしているような気がする」
と自分を責めてしまう気持ちのことを、
「罪悪感」といいます。

一方で、

「こんな私は何の役にも立たない」
「私には価値がない」

と、自分自身の価値を低く感じることを、
「無価値感」といいます。

 

「相手に申し訳ない」と思うことと、
「私は価値のない人間だ」と思うこと。

これらは本来、別物なんですが、
罪悪感を抱いているうちに、

「私は夫の負担になっていて申し訳ない。
こんな私は、何の役にも立っていない。」

みたいに、
自分自身を強く責める方向に
考えがつながってしまうことがあります。

お金を稼いでいないことへの申し訳なさが、
いつの間にか、
「私には価値がない」という感覚を
強めてしまうこともあるんですよね。

何もしていない私でも、受け入れてもらえた

ここからはちょっと、
私自身のお話。

以前、ある出来事をきっかけに、
自分の価値についての考え方が
変わったんですね。

 

それは、
夫の実家に数日間泊まったときのこと。

最初はそれなりに
気を遣おうとしていましたが、
気づけば私はソファに座って
お茶を飲んだり、ご飯を食べたり。
すっかりくつろいでいました。

(あれ?
私、くつろぎ過ぎでは?笑)

でも、そうして数日過ごすうちに、
ふと気づいたことがありました。

 

ご飯を食べて「美味しい!」と言い合って、
ただ一緒に過ごしている。

それだけで、
皆が嬉しそうにしてくれていることに。

 

すると、

「今私は、ただここにいるだけで、
受け入れてもらえているんだ」

という感覚が、
不思議なくらいストンと、
身体に落ちていったんです。

こういうの、
腑に落ちたって言うのかな。

「そのままの自分でいて、
大丈夫」

そんな安心感があったんです。

 

でも、
実はそれだけではなくて。

今まで私はどこかで、

「役に立たないと価値がない」
「働いて稼いでいること=価値がある」

みたいに思っていたところが
ありました。

(つまり、
「稼いでいない私には価値がない」
という無価値感があった、
ということですね。)

けれど夫の実家では、
私は何か特別なことをしたわけでも、
お金を稼いだわけでもない。

それなのに、
こんなにも温かく
受け入れてもらえたんです。

 

じゃあ、
今まで自分が信じていたことって、
何だったんだろう?

なんだか、
当たり前だと思っていたことが
急に当たり前じゃなくなったような。

安心したのに、
少し戸惑う。

そんな不思議な感覚もありました。

 

私はこのときの経験から、
お金を稼いでいるかどうかと、
自分の価値は全く別物なのかもしれない。

って感じるようになったんですよね。

罪悪感が消えなくても、これ以上自分を責めなくていい

とはいえ。

夫の実家であんなに
安心できたからといって、

それまでの考え方が、
一瞬できれいさっぱり
消えたかというと……。

そういうわけでもなく(汗)

 

「お金を稼いでいるかどうかと、
自分の価値は別の話なんだ」

そう感じられるようになっても、
その後ふとしたときに、

「夫にばかり、
経済的な負担をかけるのは
やっぱり申し訳ない」

という、
罪悪感を感じることはあって。

頭では分かっているつもりでも、
気持ちはそう簡単に追いつかないもの。

なかなか手ごわいですよね(汗)

 

でもですね。

罪悪感って、
完全になくそうとしなくていい
と思うんです。

罪悪感は、
誰もが感じることのある
ごく自然な感情の一つ。

だからこそ、
「罪悪感なんて感じちゃだめ!」
なんてしなくていい。

多少の罪悪感があっても
いいんですよね。

ただ、気を付けたいのは、
罪悪感を抱いたときに、
自分自身を強く責めすぎてしまうこと。

 

例えば、

「夫に負担をかけて申し訳ないな」
と思ったときに、

「私って、本当にダメだな」
「こんな私は価値がない」

と、自分への厳しい言葉に
すり変えてしまうようなこと。

ただでさえ、
申し訳なく感じて自分を責めているのに、
そこへ自分で
追い打ちをかけているようなもの。

(なかなかスパルタですね……笑)

でも、
誰かに申し訳ないと感じることと、
自分に価値がないことは、
やっぱり別の話なんですよね。

だから、
罪悪感が顔を出したときは、

「あれ? 今、私、
自分のことまで強く責めてない?」

と、ちょっと気にしてみる。

そして、
もし自分を責めていることに気づいても、

「あ、また責めてるじゃん!」

みたいに、
さらにもう一度自分を責めなくて大丈夫。

 

罪悪感があることや、
まだ自分の価値を信じきれないことに気づく。

すると、
「私は価値がない」に飲まれるのではなく、

「今、私はそう思っているんだな」
と、自分の状態を少し離れたところから
見られるようになっていくんですね。

「私には価値がないって、
いつの間にか決めつけていたかも」

そんなふうに、
自分の考え方を
見直すきっかけにもなるんです。

稼いでいるかどうかに縛られず、自分の人生を選んでいく

とはいえ、
長い間当たり前だと思ってきた考え方を、
一人で見直していくのは、
なかなか大変なこと。

そんなときには、
カウンセリングという方法もあるんです。

カウンセリングでは、

「もっと稼がなきゃ」
「夫に申し訳ない」
「こんな自分じゃダメだ」

そんな気持ちも、
そのまま話してもらって大丈夫。

 

自分の気持ちを言葉にして、
誰かに受け止めてもらう。

ときに、
私からも問いを返す。

そうして繰り返していくうちに、

「あれ?
私、ずいぶん自分に厳しかったかもしれない」

と、これまで気づかなかった
自分の考え方に気づくことがあります。

 

すると、
その後たとえ罪悪感が出てきても、

「また収入のことを気にしているな」
と、自分を責め過ぎずに
受け止められるようになったり。

「稼いでいないから、私はダメなんだ」
と、自分の価値を否定することも、
少しずつ減っていくかもしれません。

 

そうして、
自分への見方が変わってくると、
日々の過ごし方にも変化が生まれてきます。

例えば、
「何もしていない自分には価値がない」
と焦り続けるのではなく、

休みたいときには、
ゆっくり休んだり。

興味のあることが見つかったら、
お金になるかどうかだけで
判断するのではなく、

「ちょっとやってみようかな」
とチャレンジしてみたり。

 

そして、その先の人生で
また働き方が変わる日が来ても。

自分の価値を証明するためではなく、
「今の自分には、
どんな働き方が合っているだろう」
と、次の一歩を選んでいける。

稼いでいるかどうか、
という一つの物差しに縛られずに、
自分が望む人生を、自分で選んでいく。

そんな日々を、
少しずつ増やしていけたらいいですね。

 

 

「稼いでいない自分には価値がない」と、
つい自分を責めてしまうあなたへ。

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