こんにちは。
心理カウンセラーの矢菅まゆです。

 

人生の岐路に立ったとき。

「もう誰か正解を教えてくれないかな……」

そんな気持ちになったことはありませんか?

私はありました。

転職するか、
今の会社に残るか。

新しいことに挑戦するか、
今のままでいるか。

考えても答えは出なくて、
気づけば毎日同じようなことを
スマホで調べている。

今日はそんな私自身の経験を振り返りながら、
「正解が欲しい」と思っていた裏側で、
本当は何を求めていたのかについて
書いてみたいと思います。

正解を探すほど、不安が増えていった

以前の私は
「会社を辞めたい」
「でも辞めた後どうするの?」
そんな気持ちを行ったり来たりしていました。

本を読んだり。

ブログを読んだり。

家族に今の仕事の
モヤモヤを話したりもしていました。

そのたびに、
「なるほど」
「そういう考え方もあるのか」
と思うんです。

でも不思議なことに、
少し時間が経つとまた不安になる。

そしてまた検索したりする。

今思うと、
同じような内容の記事を
何度も読んでいました。

いや、昨日も読んだよね?と、
今ならツッコミたくなりますが(笑)

 

それでも、
当時の私は真面目に考えていました。

今の会社に残るのが正解なのか。

転職した方がいいのか。

それとも全く別の道を選ぶ方がいいのか。

もっと良い選択肢があるのではないか。

どこかに答えが
落ちている気がしていたんです。

でも色々と調べて
情報が増えるほど安心できたかというと、
そうでもありませんでした。

 

たとえば会社員を辞めて独立する、
ということについて。

ある人は
「まずは会社員を続けながら
準備した方がいい」
と言う。

また別の人は
「思い切って会社を辞めた方が
コミットできる」
と言う。

どちらも一理ある。

だからこそ分からなくなって不安になる。

正解を探すために情報を集めているはずが、
むしろ余計に不安を増やして疲れている。

そんな状態になっていることは、
薄々自分でも分かっていました。

でも、

「次こそ答えが見つかるかもしれない」

そんな気持ちもあって、
私はなかなか正解探しを
やめることができなかったんです。

本当に欲しかったのは、正解ではなく安心だった

当時の私は、
本当にキャリアの正解を探していたのか。

今振り返ると、
少し違ったような気がしています。

 

ブログを読んだり。

動画を見たり。

家族に話を聞いてもらったり。

その時間が無駄だったとは思っていません。

でも、
そうやって一度安心できたとしても、
長くは続きませんでした。

数日経つと、
また同じことを考え始める。

そしてまた調べる。

まるでスマホの更新ボタンを押すみたいに、
安心を何度も更新して
「この選択で大丈夫」
ということを確かめていたんですよね。

 

今思うと、
私が欲しかったのは
答えそのものではなかったのかもしれません。

間違えたくない。

遠回りしたくない。

失敗したくない。

誰かが私に
「あなたは大丈夫だよ。だって~」
と言ってほしい。

だから私は、
独立したら大成功するかというよりも、
「失敗しないだろうか?」
ということを気にしていました。

この選択で、
この先の生活は大丈夫かな?

そんなことを何度も考えていたんです。

 

今振り返ると、
何が成功で何が失敗なのか、
自分でもよく分かっていませんでした。

それなのに、
失敗はしたくないと思っていた。

 

今思うと、何とも不思議(笑)

でも当時の私は真剣で。

正解を探していたというより、
安心や未来の保証を探していた。

今はそんなふうに感じています。

失敗かどうかは、後になってみないと分からない

でも、
ここでひとつ大事なことがあります。

転職も。独立も。結婚も。

人生の大きな選択って、
誰にも未来は分からないんですよね。

 

だから、
100%の正解を教えてくれる人も
存在しません。

そんなことは百も承知。

頭ではとっくに分かっていました。

でも結局、
誰も答えを持っていない。

だからこそ、
不安なときほど、
私たちは正解を
探してしまうのかもしれません。

 

前職を退職して1年以上経った今、
当時の選択が正解だったかと聞かれると、
正直よく分かりません。

別の道を選んでいた人生も
あったと思います。

 

以前の私は、
人生の選択をするとき、

どこかで
「うまくいかなかったらどうしよう」
と考えていました。

思い描いていた通りにならなかったら。

遠回りになったら。

選んだ道に自信が持てなくなったら。

そうなったら失敗だと、
心のどこかで思っていたんです。

 

でも実際には、
そんなに白黒はっきり
分けられるものでもありませんでした。

以前の私なら
「失敗だ、おしまいだ」
と思っていたことも、

今考えてみると
「それはそれでいいんじゃない」
と思えたり。

人の受け取り方や考え方って、
案外変わったりもするんですよね。

だから、
失敗かどうかを決めていたのは
出来事そのものではなく、
その時の自分自身の
思い込みだったのかもしれない。

最近は、
そんなふうに考えるようになりました。

安心したい自分を責めなくてもいい

ここまで書いてきましたが、
あの頃の私は、
正解を探していたというより、
安心を探していたのかもしれません。

そしてそれは、
不安だったから。

 

未来が見えないとき。

失敗したくないとき。

大切な選択をするとき。

誰かに「大丈夫だよ」
と言ってほしくなるのは、
弱さではなく、
自然なことなのかもしれません。

 

人の脳は、
予測できないことや不確かな状況を
苦手とすると言われています。

だから私たちは、
答えを探したり、
人に相談したり、
安心できる材料集めに必死になる。

 

もし今あなたが、
正解が分からなくて立ち止まっているなら。

まずは、
「安心したい」
「誰か正解をください」

と思うことがある自分を、
責めなくても大丈夫。

私も正直、今でも
安心が欲しいと思うことはあります。

安心材料は、
ないよりはあった方が
やっぱりラクでやりやすいから(笑)

 

ただ、
振り返ってみると、
誰かが正解や安心を与えてくれたから、
前に進めたわけではありませんでした。

話を聞いてもらったり。

自分の気持ちを言葉にしたり。

自分では気づいていなかった
別の考え方に気づいたり。

そんな時間を重ねる中で、
少しずつ
「不安があっても大丈夫かもしれない」
と思えるようになっていったんです。

 

カウンセリングも、
正解を教えてもらう場所ではありません。

今の自分が何を不安に感じているのか。

本当はどうしたいと思っているのか。

そんな気持ちを一緒に言葉にしていく場所です。

 

一人で考えていると、
気づけば正解探しの迷路に
入り込んでしまうことがあります。

出口を探して歩いていたはずなのに、
気づいたら毎日同じようなことで悩んでいる。

そういうこともあるかもしれません。

そんなときは、
誰かに自分の気持ちを話してみることで、
探していた答えとはまた違うものが
見えてくることもあります。

もしかすると、
本当に欲しかったのは正解ではなく、
安心だったのかもしれませんね。

 

 

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