以前のように仕事を頑張れないのは甘えじゃない|今の自分との向き合い方
こんにちは。
カウンセラーの矢菅まゆです。
以前はあんなに仕事を頑張れていたのに、
最近はどうもやる気が出ない。
「前はもっと頑張れたのに、
どうしちゃったんだろう?」
そんなふうに感じたことはありませんか?
実は、
仕事を頑張れなくなる背景には、
さまざまな事情が考えられます。
今日はその背景と、
以前のように頑張れなくなったときの
向き合い方についてお話しします。
仕事を頑張れなくなったとき、考えられる4つのこと
以前のように仕事を頑張れなくなる背景には、
いろいろな事情が考えられます。
今回は、
その中から4つのパターンを紹介しますね。
① 心身の疲れが積み重なっている
毎日残業続きだったり、
職場の人間関係で気を遣い続けていたり。
そんな日々が続くと、
心や身体に少しずつ
疲れがたまっていきます。
そして、ある日ふと、
「あれ? なんか頑張れないぞ?」
となることも。
以前は難なくできていたことでも
やたらと時間がかかったり、
職場に着くまでに
ものすごく疲れてしまったり。
決してサボりたいわけではなく、
頑張りたいと思っている。
でも、
身体も気持ちもついてこなくて、
燃え尽きたような状態に
なっていることも。
そしてこの時すでに、
食欲が落ちていたり、
夜になかなか眠れなくなっていたり、
体調に影響が出ている場合もあります。
② 過去のつらい経験が影響している
以前、仕事で燃え尽きたり、
心や身体の調子を崩したりした。
そういった経験が、
現在にも影響していることもあります。
例えば、
以前の職場で上司から
ハラスメントを受けていた。
今の職場ではハラスメントが無くても、
上司に呼ばれただけで胸がキュッとなり、
その後もしばらく目の前の仕事に
集中できなくなったり。
また、
仕事以外で経験した出来事が、
仕事に影響することもあります。
「また同じ思いをするのは怖い」
と自分を守ろうとした結果、
以前のように仕事に
取り組めなくなることもあるんです。
③ 自分の価値観と仕事が合わない
以前は、
仕事で成果を出すことが楽しかった。
ところが、
最近は目標を達成しても、
以前ほど嬉しくない。
そういうケースもあります。
仕事をするなかで
様々な経験をしたり、
年齢を重ねたり。
そうするうちに、
人生で優先したいことが
変わってくる場合もあるんですよね。
また、もともと自分の価値観と仕事が
あまり合っていなかったけれど、
周りからの期待や責任感から
頑張り続けていた場合も。
心と身体が疲れ切っている……
というわけではなくても、
仕事を頑張れなくなることも
あるんです。
④ 周囲の環境や生活状況が変わった
会社内で異動の辞令が出たり、
新入社員が入ってきたりで、
職場の人間関係がガラッと変わった。
あるいは、
結婚や出産、育児、介護などで、
仕事以外に使う時間が増えた。
あるいは、家族の病気など、
予想していなかった出来事で
生活が変わることも。
自分の仕事の状況は
変わっていなくても、
周りが変わったことで、
以前と同じようには
頑張れなくなる場合もあります。
もちろん、
これら以外の事情が
関係していることもあります。
また、
今回4パターンを紹介しましたが、
実際にはいくつもの事情が
重なっている場合も多いです。
だから私は、
「以前のように頑張れないのは、
甘えているからだ」と、
簡単には片づけられないと思っています。
「昔の私はもっと頑張れたのに」と思っていた頃
以前のように仕事を
頑張れないこともつらい上に、
そんな自分をなかなか
受け入れられないこともありますよね。
「昔の私はもっと頑張れたのに」
「同僚はあんなに頑張っているのに、
どうして私はできないんだろう」
特に、
これまで仕事に一生懸命だった人ほど、
以前の自分との違いに
戸惑うこともあると思います。
私自身、
会社員時代に燃え尽きたとき、
以前のように頑張れなくなった自分を
なかなか受け入れられませんでした。
それまでは、
毎日当たり前のように、
会社のパソコンを自宅に持ち帰っていました。
夜遅くまで会社で仕事をして、
家でも仕事をしていないと落ち着かない。
それくらい、
仕事中心の生活だったんです。
ところが、あるとき。
「もう会社のみんなと
同じようには頑張れない。
1か月くらい、
丸々仕事を休みたい」
と思いました。
それまでの私からは考えられないことで、
まさに異常事態。
(当時はその変化に、
びっくりしたりする元気も
ありませんでした汗。)
思えば、その少し前から、
疲れているのに夜になかなか眠れなくなるなど、
身体にも変化が出ていたんですよね。
通勤電車の窓の景色から、
色がなくなって、
灰色一色に見えたりもしました。
「あー、なんか、
ちょっとまずいのかもしれない」
と思いながらも、
「まだいける」
と、自分に言い聞かせていました。
ところが、とうとう
その「まだいける」も通用しなくなった。
頑張りたいのに、頑張れない。
そんな自分が情けない。
幸い、
ほどなくして産業医面談を
受ける機会がありました。
話を聞いてもらったら、
思っていた以上に心が軽くなって。
業務量を調整してもらい、
当時は休職せずに
仕事を続けることができました。
でも今振り返ると、
休むことへの罪悪感だけでなく、
休んでしまったら、
以前のように頑張れる自分には
もう戻れないんじゃないか。
そんな怖さも、
あったんだろうなと思います。
以前のように頑張れなくなると、
これから自分が
どうなってしまうか分からなくて、
怖くなることもあると思います。
でも、今の自分に
何が起きているのかよく分からないまま、
以前と同じ頑張り方をしようとしても、
うまくいかない場合もあるんですよね。
以前のように仕事を頑張れないとき、どうしたらいい?
以前のように仕事を頑張れなくなったとき、
「どうしたら前の自分に戻れるんだろう?」
と考えることもあると思います。
でも、ちょっと考えてみると、
そんなに単純なことではないんですよね。
そもそも以前のように頑張りたいのか、
自分でもよく分からない。
だけど、
今までと同じように働けないと、
生活に困ってしまうかもしれない。
あるいは、
ずっと仕事を頑張ってきたからこそ、
頑張れなくなった自分が、
なんだか自分じゃないような気がする。
「これから私、
どうなっちゃうんだろう?」
と不安になることも
あるかもしれません。
だからといってすぐに
「じゃあ、前の自分には戻らず、
これからはもう頑張らない!」
なんて、
簡単には割り切れない。
そんなときは、よければ、
今の自分ができる限り
無理なくできそうなことを
一つだけ試してみてくださいね。
「ちょっと頑張って無理すればできそう」
なことではなく、
「できる限り無理なく、
負担なくできそうなこと」
というのがポイントです(笑)
いきなり、
仕事や生活を大きく変えなくても大丈夫。
例えば、疲れているから
早く寝たいと思っている人なら、
「明日から毎日、1時間早く寝よう!」
ではなく、
「今日は寝る前に、
スマホをいったん机に置いてみる」
くらいでもいい。
それすら難しい日があっても、
ぜんぜん構いません。
そんなふうに、
小さなことから試していくうちに、
自分の気持ちに気がついたり
少し状況が変わったりすることもあります。
そして、
私からお伝えしたいことがもう一つ。
それは、
何もかも自分一人の努力で
なんとかしようとしなくてもいい、
ということです。
頑張れないときは、一人でなんとかしなくてもいい
以前のように仕事を頑張れなくなると、
自分でも何が起きているのか
よく分からなくなる。
「頑張りたいのに頑張れない」
「でも、頑張れない自分も受け入れられない」
そんな気持ちを抱えたまま、
どうしたらいいのか、
何ができるのかを
一人で考え続けるのは
しんどいこともあると思います。
だからこそ、そんなときは
誰かに話を聞いてもらったり、
相談をしてみてほしいなと思います。
自分の気持ちを否定されずに
受け止めてもらえることで、
「今はこんなに怖かったんだな」
「本当は、こうしたかったんだな」
と、自分一人では気づけなかったことにも
気づけるようになっていきます。
カウンセリングも、
自分の気持ちをゆっくり確かめながら、
今後のことを考えていける場所の一つです。
あなたはここまで、
本当に一生懸命頑張ってきたのだと思います。
ここからは、
全部自分の努力だけで
なんとかしようとしなくても大丈夫。
これからのあなたに合った働き方や生き方を、
一緒に考えていけたらと思っています。
ぜひ、
私を頼っていただけたら嬉しいです。
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